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アードラーの夢

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アードラー先生は夢を見なかったそうです。しかしてアードラーの夢とは兎の角、虚空の華、ガンダルヴァの城、空、幻・・・。

男の子とのおつきあい(幼児編)

先週、ずいぶんひさしぶりに鳥取の娘の家に行ってました。

え~と、いつから行ってなかったっけ?ってちょっと調べてみましたら
なんと2015年9月以来でした。

2014年は8月にしゅんすけが生まれたので
娘の妊娠初期から産後まで、ほんとうに何度も行ったり来たりして
自分ちの台所より娘の家のほうでよく働いたぐらいだったのですけど

今回はすっかりお客さまをさせてもらって
2泊3日だけ、滞在してきました。

2年の間に、あたりまえだけど
1歳だったしゅんすけは3歳に
5歳だったこうすけは7歳になりました~(^o^)

ただ、でも、子どもの成長というものは
なんといいますか。。。
ただただかわいかった子どもたちも
なかなか扱いがむずかしくなってきたのでありました。


まずはしゅんすけさん。

8月末に3歳になったので
年少さんのひとつ下の「リス組さん」に入って
毎日、幼稚園に通っています。

こうすけも通っていた私立の幼稚園で、
広いお庭でも建物の中でも、子どもたちはみな元気に裸足で過ごします。
素朴な手作りのおやつをいただいて、毎日たのしく過ごしています。

が・・・
ただ単に疲れているのかもしれませんが
あんなにスィートだったしゅんすけさん、
若干怪獣化しておりました(^^;)

なんだか民度が下がったみたいです(笑)
いろんなキャラをやってみてるのかな。。。

だだをこねたり無理を言ったりする頻度が、著しく上がり
しょっちゅう、ガオーガオーと吠えておりました。

ご機嫌のいいときは、ほんとに天使みたいに可愛いんですよ♪
 私のお布団にもぐりこんできたり(^o^)
 ズボンをはきながらお歌を歌ったり
 ごはんを食べながら眠ってしまったり、ね。

でも、いったん「ボク、悪い子になる!」と決めたらさいご
1時間でも泣きわめきます。

娘もアドラー心理学を学んでいますから、
注目は最小限しか与えていないのですけど
それでも、エネルギーの有り余っているしゅんすけさんの
吠え声はどんどんエスカレートします。

道路の真ん中にひっくり返って泣きわめく幼児というものを
たぶん私ははじめて間近で見ました(笑)
(うちの息子はこういうことしなかったですから)

注目しないでほっていても、
少なくとも30分は全力でぐずります。
ちょっと声をかけてしまうと、さらに長引きます。


たとえばある朝、ごはんを済ませて
こうすけが小学校に出て行ってから
しゅんすけは着替えをせずにひとりで遊んでいました。
「おかあさん、あそぼ」
「あそぼうか。でももう少ししたら幼稚園行くから、先にお着替えしよう」
「いやだ、お着替えしない」

で、お着替えに時間がかかったので遊ぶ時間がなくなってしまいました。
まあよくある話ですね。

「いやだ、お着替えしない!お母さんと遊びたいの!」
から始まって
「のどかわいた。水のみたい!
 お母さんと遊ぶ!
 やっぱ遊ばない!
 いやだ、くつ履かない!
 このままで行くもん!
 やっぱ幼稚園いかない!」
とすべてにアクセントがつく非論理的な3歳児。

娘「今日は先生にご用があるから、お母さんは幼稚園に行きたいの」
「いやだ、お母さん行かないでっ!」
娘「じゃあくつ履いてちょうだい。いっしょに行こう」
「いやだっ、くつ履かない!お母さん履かせて!いやだっ履かない!」

私も娘も、何をしてもムダだということが分かりましたので
娘は「じゃあお母さんは行ってきます」
私がしゅんすけさんを後ろから抱きかかえて玄関まで連れ戻し
「くつを履いて幼稚園に行くか、ここで泣いているか、どっちかです」
とだけ言いましたら

ぎゃぁぎゃぁ泣き喚きながらも
ちゃんと全部ひとりでくつを履いて
「おかあさ~んっっ」と追いかけて行きました。
もちろんお母さんは、少し離れたところで待っていましたよ。


構造としては権力争いだと思うのですが
私のみる限り、娘はいっさい陰性感情をぶつけることなく、
冷静に気長に対応していて、よくやっているなと思いました。

しゅんすけはたぶん、今いろいろ試しているのだと思います。
ここで何を学んでもらうか、大事なところですね。


私が帰る日の朝、
「今回はご機嫌しゅんすけさんとあんまり会えなくて残念だったわ~
 次に来るときは、ご機嫌しゅんすけさんに会えたらいいな」って言ったら、
「・・・だってしゅんすけ、あのレモンケーキもっと食べたかったのに」
って、まったく関係ないこと言うんです(笑)
「そう?あれは一人に一個しかなかったの。次来るときにまた買ってくるわね♪」
「うん!」
と、なんだかわからない会話でもって仲直りして、
いつまでも「バイバーイ」と手を振ってくれました。


滋賀に帰って大きなJ先生にあれやこれやお話しすると
「あの年齢の子どもは、emotion じゃなくて mood に支配されているんだから
 自分でもどうしようもないんですよ。更年期といっしょだね」
ということでした(>_<)

この時期にホルモンバランスがぱちっと切り替わって、少年になるのだそうです。
次の切り替わりが、思春期なんですね。
そういえば、こうすけも3~4歳ごろはたいへんでした。
(ちょうど娘はしゅんすけを妊娠中で動けなかったし)

「じゃ、どうすればいいんでしょ」と聞くと
「ほっとくのがいちばんいい。そのうち通りすぎるでしょう」とのこと。

はぁ。たしかにこうすけも通りすぎました。
どっしりかまえて「そうなの~♪」とニコニコしているのが
もっとも早くこの時期を通りすぎるコツかもしれません。
(言うはやすし、ですけどね)

いやはや子育て真っ最中のお母さん方、
みなさんの頑張りにあらためて敬意を表します!!
私も、はげしくパセージの復習になりますわ(^_^;)
 

 
 
 
 
 
 

by prem_ayako | 2017-11-23 23:06 | family

アードラー先生は夢を見なかったそうです。しかしてアードラーの夢とは兎の角、虚空の華、ガンダルヴァの城、空、幻・・・。


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