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アードラーの夢

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アードラー先生は夢を見なかったそうです。しかしてアードラーの夢とは兎の角、虚空の華、ガンダルヴァの城、空、幻・・・。

Evelyn

彼女に会ったのは、リトリート2日目の昼食どきでした。
あたたかい菜食のお弁当をひとつずつ受け取って
いくつもの大きな丸テーブルの中から空いた席を選んで
大きなJ先生と並んで座ろうとしたとき、

そのテーブルに座って食べていたかわいい女性が
いきなり「こんにちは」と話しかけてきました。

「私、日本語を大学で習いました。日本人大好きです」
と流暢にどんどん話されます。

なんだか状況がよく理解できなくて
なんで私たちが日本人だとわかったのですか?と
まず英語で尋ねてしまいました。
外国で外国の方に日本語で話しかけられることって
まぁめったにないことなので・・・
どの程度日本語を使ってよいのか分からなかったのです。

彼女は恥ずかしそうに「あ、ごめんなさい。
昨日、後ろでお話、聞いていました」と言います。

それでお互いに自己紹介をしたあと
しばらく彼女は日本語
私は英語
という奇妙なやりとりを続けましたが
そのうちに、ふたりとも英語に落ち着きました。

ときどき日本語を交えることもできるので
ラクチンです(^^)

彼女はシンガポーリアンで
オーストラリアのメルボルン大学で日本語を専攻したそうです。
そのときの日本人教授がとても親切ないい人だったと
エピソードを交えて話してくれました。
だから日本人が大好き!
何度も日本に行ったけど、行くたびに日本が好きになります!
日本人はやさしいし日本は清潔だし、と
熱く語ってくれました。

そんなふうに言ってもらえると、嬉しいですね。
シンガポールの方たちも親切ですね~と私が言うと
彼女もとても喜んでくれました。

お昼を食べながら彼女は、
「私、ここのホテルに泊まっています。ラッキーなことに50階なんです。
 その景色がとてもきれいなので、よかったら後で私の部屋に来ませんか?
 大丈夫です、昨日は別の友だちを誘って来てもらったんです。
 ほんとうに、もしよかったら」
って熱心に誘います。

最初はご遠慮しましたけど、
あんまり言ってくださるので、甘えることにしました。
大きなJ先生は、さすがにためらっておられましたので
私だけ、行かせていただくことにしました。

いつ?
じゃぁ今日の夕食後、
6時半に出口のところで。
と待ち合わせしたのでした。


さて今年のリトリートの会場は、
シンガポール湾に面した「巨大な」ショッピングセンター、
マリーナ・ベイ・サンズの地下の一角です。

マリーナ・ベイ・サンズがどれほど巨大かというと、
地下階に人工の水路が流れていて
ふつうの大きさのボートが移動に使われている
というぐらいのスケールです。

彼女の泊まっているマリーナ・ベイ・サンズ・ホテルへは、
リトリート会場から10分間歩いてショッピングモールを抜け、
ようやくホテル専用エレベーターに到るという具合です。

Evelyn_b0253075_17364536.jpgこの10分間、
私たちは、ミソサザイよろしく
ピピピピピーピーとしゃべり続けました!

彼女は大学で日本語とドイツ語を専攻した語学の専門家。
母国語は英語と中国語なのでしょうが、
考えるときはいつも英語だといいます。
アルバイトで日本人に英語を教えているそうで、
私の英語をとてもほめてくれました。

ガルチェン・リンポチェのリトリートに来るのは彼女も2回目で
前に来たのは2013年、私たちが来たのと同じ年です。
「なんてすごい偶然!
 あの年のあの会場でもいっしょだったのね!
 もしもどっちかが去年来ていたら、今こうして会えなかったわね!
 ねえ、なんて私たちって似ているのかしらん♪」
と彼女、大はしゃぎです。


超特急のエレベーターで上がった50階の彼女の部屋は
旦那さんが翌日に来られるそうで、
とってもゴージャスなツインルーム。
なんと1泊600シンガポールドルですって!
(=1泊5~6万円・・・)

(シンガポールには超・超・お金持ちがいるって聞いてますけど
 そういうご一族なんでしょうね~
 お洋服も、カジュアルだけど芦屋マダムっぽいデス)

このお部屋、鍵を開けて中に入ると自動的に!!
正面の窓のカーテンがうぃ~んと開いて
シンガポール湾が一望になるのです。
Wow!これはすごい!
どうぞどうぞ、入って、ベランダにも出て見て!と
一生懸命 treat してくれる Evelyn。
(出れるのか!50階のベランダ。怖いぞ)

Evelyn_b0253075_1722815.jpg

どうですか、この船の数。
This is Singapore!!
きゃあきゃあ言って大急ぎで写真を撮って

さらに彼女が提案するには
ねぇ、まだ5分あるから
57階のプールに行ってみない?
Residents しか入れないんだけど、私のカードを使えばいいから。
もう、すごい景色なのよ!

というので、私もそれにあっさりのりまして(笑)

57階までまた上がって、
プールの入り口に彼女を残し、私だけ入れてもらって、
プールサイドを少し歩かせてもらいました。
ここの眺望は超有名で、ガイドブックによく載っています。
(右下の写真は借りてきたものです)

Evelyn_b0253075_17255252.jpgどうだった?
Amazing!! The edge!!
Yes, the edge!!
と、これだけの単語で話が通じる心やすさ(^o^)

それからまた超スピードで歩きながらおしゃべりして、
午後7時きっちりに、
間に合って会場に帰り着きました。
お礼を言って握手して、
それぞれの席に戻ったのでした。


なんだか私、今回のリトリートはやたらと眠くて
リンポチェの有り難いご法話の間も
「Om Ami Dewa Hri!」とマントラの時も
ときどきものすごい睡魔に襲われて
しっかり声を出して唱えていたのに次の瞬間にはカクッと眠ってしまう、
ということの繰り返しだったのですが

Evelyn と出会って彼女の活気に触れたおかげでしょうか、
ようやく気分が高揚して
少し目が覚めた感じになりました。
よい刺激でした♪


3日目には、遅れて来られた旦那さまともご挨拶を交わし
最終日にもう一度いっしょに写真を撮って、
再会を約してメルアドを交換しました。

私にしては
これだけ短時間でこれだけうちとけることのできた相手も、珍しいです。

メールによると、彼女にとってもある程度そうだったようです。

Evelyn_b0253075_17281836.jpgIt was like the meeting of old friends, and that we were trying to update each other as much as we could. Those precious thirty minutes were vibrant with joy and laughter, to say the least. Indeed, I was like pouring my whole life story to you...hehehehe!

年末には大阪に来るということなので
ものすごく賑やかな2羽のミソサザイになりそうです。
さあどうやって treat してあげようかな~♪
by prem_ayako | 2015-06-24 17:45 | friends

アードラー先生は夢を見なかったそうです。しかしてアードラーの夢とは兎の角、虚空の華、ガンダルヴァの城、空、幻・・・。


by prem_ayako