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アードラーの夢

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アードラー先生は夢を見なかったそうです。しかしてアードラーの夢とは兎の角、虚空の華、ガンダルヴァの城、空、幻・・・。

Amidewa Retreat

リトリート(瞑想会)のこと自体は
あまりうまく言葉にできません。

4日間ひたすら
リンポチェのご法話(英語と中国語の通訳付き)をお聞きし
阿弥陀仏真言「Om Amidewa Hri」をお唱えしていましたが
あっという間に過ぎてしまった気がします。

Amidewa Retreat_b0253075_18441649.jpgThe Meditation and Recitation of Amitabha called Uniting with the Pure Land of Sukhavati
というテキストに沿って
ドルジン・リンポチェが
リードしてくださいました。


全員でまずチベット語のお経を読み
(チベット語の発音はローマ字で表記してあります)
次に英語通訳のイナといっしょに英語訳を読み
その次に中国語通訳といっしょに(読める人だけ)中国語訳を読みます。

はじめの帰依文や曼荼羅供養などは馴染みのあるものでしたが
阿弥陀仏を観想する部分は初めてでした。
何度読み返しても、なんせチベット語と英語で書いてありますので(^^;)
どこにどういうイメージを作るのか、はっきりしないところもありました。
すごい勢いで読経は進んでいきますので確かめる暇もないし、
まぁ分かる範囲で、適当にやっておりました。

ときどき、ガルチェン・リンポチェがお話をしてくださいます。
このテキストの要所要所のご説明のこともあれば
Wishing Prayer of Dewachen(写真の赤い小冊子)や
クンサン・モンラム(写真の青い小冊子)
についても詳しく教えてくださいました。

しかし、とぉっても素晴らしいお話をされているようなのですが
なにせチベット語と英語で聞き取るしかないので(^^;)
分かったところもあれば分からなかったところもあります。。。
いや、日本語でお聞きしても果たして理解できたかどうか
あやしいものです。
受け取れるぶんだけ受け取るしかないですね。

さいわい、2年前の第一回アミデワ・リトリートのご法話が
イナの翻訳で英語版で出版されていましたから、手に入れました。
今回のお話も、いつか活字になればいいな。


さて、recitation(暗誦)ですが
大活躍のドルジン・リンポチェが、マイクで先導してくださいます。
最初はゆっくり始まって、節もついているのですが、
だんだん速くなって
ついには、舌がもつれるほどの猛スピードになるのです。
600人から700人ぐらいの人が、
一斉に「Om Amidewa Hri! Om Amidewa Hri! Om Amidewa Hri!・・・」
とすごい勢いで繰り返すのですから、それはもう・・・(@_@)!

ときにはガルチェン・リンポチェも低い声で歌うように入ってこられて
そんなときは全体のエネルギーがガッと上がって
ものすごぉい陶酔感に包まれたようになります。

私なんか、ご法話はわりと眠くなってしまって(>_<)
recitation になると俄然張り切ってやっておりましたから、
どうもアホ悟りに近い気がしますww


おもしろかったのは、
どんなに猛スピードになっても、
しっかり観想しておれば、いくらでもお唱え出来るのに、
少しでも他のことを考えると、とたんに舌がもつれてしまうことでした。
目覚めていないと、できないのです。
これを1日に最低2時間半は、やっていました。

喉を痛めた人のために、
枇杷と薄荷と水飴?の入った漢方のシロップみたいなのが置いてあって
お湯で溶かして飲んでいる人が多かったです。

私は、1日目の夕ご飯ぐらいから食欲がなくなって
動きがゆっくりになって
心が静まったぶん、物音や人の声に敏感になりましたが、
それもだんだん慣れていきました。


4日間終わって、悟ったか?というと、全く悟っておりません(笑)
でもなんだか阿弥陀さまと深く結びついたようで、
今も目を閉じるとすぐ目の前に、
赤い阿弥陀さまのふたつのお目が浮かびます。
(-人-)
by prem_ayako | 2013-09-10 19:42 | tibet

アードラー先生は夢を見なかったそうです。しかしてアードラーの夢とは兎の角、虚空の華、ガンダルヴァの城、空、幻・・・。


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