アードラーの夢

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カテゴリ:tibet( 69 )

Phowa

アヤン・リンポチェは、すべて英語でお話しされます。
インド訛りの、とてもゆっくりした英語なので
少し慣れれば、誰でも聞き取れます。

師の生のお言葉を聞いて仏法を学ぶという体験は、初めてです。
いつもは、チベット語 → 日本語
あるいは、チベット語 → めちゃ高速の英語
でしたからね。
ワンチャンスを逃したら、謎のまま過ぎ去ってしまうという。。。

ゆっくりお話しになるので、しっかりノートが取れましたし、
今回は日本語通訳もついていたので、英語 → 日本語
つまり同じことを2度聴いて、確認していくことができました。

♪♪
隅から隅まで理解してお話を聞けるって、なんて幸せ!

しかもリアルタイムで師のお言葉が理解できると、
師の表情や身振りから、タイムラグなく、
さらにたくさんの情報を得ることができます。
言葉の力って本当に大きいですね。


また、多くのチベットの高僧は、来日されても
灌頂と、簡単なお唱えのやり方とを教えてくださるだけで、帰ってしまわれます。

それは、プログラムが週末だけだったり、
テキストが整っていなかったり、
要するに主催者側の考え方や準備に問題のあることが多いからなのですが・・・

これだと、せっかく教わった尊い教えも
後どう実習していけばよいのか、分からないという事態に陥りがちです。

例えて言えば、アドラー心理学の講座に出ただけでは
頭で知識を理解したというだけであって、
あとどう実践していけばよいのか分かりません。
その状態で離れてしまうと、身につかないままで終わってしまいます。

アドラー心理学を自分のものにするためには、
自助グループに出たり事例検討で揉まれたりして
実際に使っていかなくてはなりませんよね。

それとまったく同じで・・・
リンポチェ方の教えを聴いて、すご~く良かった!って感動しても
あとのフォローがなければ消えていきます。
つまり、身近に教えを学ぶ仲間がいて、
いっしょにテキストを読んで復習するとか、
分からないところを先輩に聞くとか、
そういう日常の実践がいちばん大切なんだと思います。

そういう意味で(手前味噌ですが)
日本ガルチェン協会は、道を間違っていないと思うのです。



ありがたいことにアヤン・リンポチェは、
私たちが自分で修業を続けられるように、という目的に向けて
コースを組み立てておられました。

まずポワの瞑想法を具体的に教わり、
次に口頭伝授をしていただき、
さらに実習を2,3回させていただき、
コース後の注意点を教えていただく時間も設けられており、
それはそれは懇切丁寧でした。

そして、全てのチベット語テキストをいただくことができました。

テキストは、短いもので6枚程度
長いものでは100ページ以上!
(終わって東京から帰るとき、どんだけ重かったか!!)
しかし、宝の山をいただいた思いです。

b0253075_16325965.jpg今回のように、全テキストをいただいて
きっちりと修業の隅々まで教えていただけたコースは初めてです。
しかもリンポチェのお言葉が理解できたし!
本当に得がたい機会だったと思います。
思いきって参加して良かった!

(写真は、百均で買ったお経置き。本来台所用品。
 とても便利で、毎日使う人が増えていきました)


こうして教えていただいたポワの行は
最低でも2週間、毎日1座続けるようにと言われました。
それも夜明けがよいのだそうで・・・
(>_<)つ、つらい。

でも考えようによっては、今は最も夜明けの遅い季節ですから
チャンスかもしれません。。。と無理にでも思い込んで、
はい、先週月曜の夜明けから
毎日1座やっております。

熱があっても
声が出なくても
毎朝ポワ(^_^;)

フルにすると1座に1時間40分ほどかかります。
短縮バージョンだと1時間ちょっとで済むので
そろそろお唱えのメロディも録音なしで歌えるようになってきたことだし、
1週間目あたりからは短縮バージョンでやっています。


思うのですけどね
このようなサマヤ(約束)がなければ
私は金輪際、朝5時とか6時に起きて修業をしたりはしなかったでしょう。
厳しいリンポチェに、当然のことのように「しなさい。」と言われたから
だから
まだ暗い中、寒い中、続けるのです。

「どっちでもええぞ。大事なのは菩提心じゃからの」と
やさしく言われちゃっていたら、
私の性格としては、絶対、やっていません!(^_^;)

で、やっているとえらいもんで
だんだん上手にできるようになってきました。
観想もクリアになってきましたし
どこに意識を置いたらよいかが感覚的に分かってきました。

これも、お稽古ごと。
毎日することで分かってくることがあるのですね。

あ~私には、こういう厳しい師が必要だったのだ!

アヤン・リンポチェの厳しさに
心の底から、感謝が湧いてくるのです。

・・・もっとも、ルート・ラマは、お優しいガルチェン・リンポチェですw
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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by prem_ayako | 2016-12-05 16:37 | tibet | Comments(0)

Ngondro

b0253075_16165055.jpgポワの教えに入られる前に、リンポチェは
「この中で前行を終えている者は何人いるか?
 前行を始めたけれどまだ終えていない者は何人いるか?
 前行をまだ全く始めていない者は何人いるか?」
とお尋ねになりました。

前行?知ってますよ。
「帰依」
「菩提心」
「グルヨガ」
「金剛さった百字真言」
「マンダラ供養」
の5つでしょ。

帰依と菩提心の祈りは毎日お唱えしているし、
グルヨガは月に1,2回しています。
百字真言も、できる日は21回お唱えしているし
マンダラ供養も、簡単なのだったら毎日しているし・・・と思って、
私はうっかり、「前行を始めているけれどまだ complete していない者」という時に
手を挙げてしまいました。

ですが、この complete というのが、重要語句だったのです(>_<)

前行をすでに終えた人は3人、
始めたけれどまだ終えていない人は、私を含めてやはり3,4人
残りは全くしていないということでした。

リンポチェは続けておっしゃいました。
「私のポワ・コースを受ける者みなに言っていることじゃが、
 本来は、ポワの伝授の前に、前行を全て終えている必要がある。」
「前行を終えている者はそれでOKじゃが、
 まだ終えていない者は、できるだけ早くに
 ・・・そうじゃな3年以内を目処に、必ず終えると約束しなさい。
 まだ始めていない者は、今からすぐに前行を始めて3年以内を目処に終えるか、
 あるいはそれが無理だというなら、最低限、
 阿弥陀仏真言15万回と、金剛さったの百字真言15万回とを、将来必ず唱えること。
 これを約束できる者だけが、儂のポワの伝授を受けることができる。
 ポワを学びたい、でも前行も真言もしないというのは、not admitted じゃ」

えっ? 数?

それから前行の詳しい説明が始まりました。
「帰依」は五体投地10万回(心が散漫な場合もあるから、念のため11万回)。
「菩提心」は「帰依と菩提心」の祈りを10万回。
「金剛さった」は百字真言10万回。
「マンダラ供養」10万回。
「グルヨガ」10万回。
これら50万回で「前行を complete した」というのだそうです!

し、知らなかったびー(T_T)

在家にこのような要求がされるとは、思ってもいませんでした。

前行始めてるって手を挙げちゃったけど、
今までやってたの、全然数えてなかったし。
あーでも、リンポチェこっち見てたしなあ(>_<)
いちから始めて3年で終えなきゃいけなくなっちゃった!
(もっとも、3年というのは絶対ではなくて、努力目標のようですが)
真言唱えるだけでお茶を濁すというわけには、いきそうにありません!



かくも厳しいリンポチェには
はじめてお会いしました。

ガルチェン・リンポチェにお尋ねしたならきっと
「おお前行か。できるならとても善いことじゃぞ。
 しかしいちばん大事なのは、菩提心じゃからの
 無理ならしなくてもええ、ええ」
とおっしゃることでしょう・・・たぶんね。


しゃあない!
アヤン・リンポチェと promise しちゃったんですから!
まずは五体投地だぁ~~~
近頃太ってきたので、ちょうどいいかも(ヤケクソ)

マンダラ供養など、他の前行の詳しいやり方は、
ドルズィン・リンポチェに3月に教えていただけますから、
これもちょうどいいのです。

ちょっと計算してみたんですけど、
1日に100回五体投地したとして
3年で10万9500回、ほぼ11万回になります。
でも1日100回の五体投地、今の私には無理です。
他にまだ4つやることありますし・・・
お寺に籠もってするのでなくては、3年で complete はかなり難しいです。

まあ死ぬ迄に必ずやり遂げる、という決意で
ともかく始めてみることですよね。
リンポチェも、決意してまず始めることだと言っておられました。


さて11月27日遅くに帰宅して
翌朝、10回五体投地(100回じゃなくて10回デス ^^;)しただけで
息が上がって汗が出ましたん。

その後風邪もひいたのでほとんど進んでいましぇん。
ひどく咳がでるので、肋間神経が痛いのか
五体投地で腹筋にきて痛いのかすら、さだかでありません。
カウンターで数えながら、ぼちぼちやってます。


腹筋が割れてきたら見にきてね(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
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by prem_ayako | 2016-12-05 16:14 | tibet | Comments(0)

Ayang Rinpoche

お年は76歳。
鼻筋の通った立派なお顔だちで、
杖も何も持たず、優雅に歩かれます。

少し、怖いです。

最初は、特に、ご機嫌よろしくなかったデス。

海外のリンポチェのコースには多くの参加者が集まるのに、
今回は通し参加の人が少ないことを、不満に思っておられるようでした。

「日本人は、目覚めていないようだ。
「知識はたくさんあって technology もすごいが、materialism にとらわれている。
「時間がないないと言うけれど、日本は自殺率がひどく高いと聞くぞ。
「幸福になりたいんじゃろう? だったらダルマの道に入りなさい。It's clear!
「今生においても来生においても必ず幸福になる道があるというのに、なぜダルマを選ばないのか?
 死は誰にだって訪れる。そのとき持っていけるのは、自分の意識と、善業と悪業の果だけなんじゃぞ!」

いちいちごもっともでございますm(_ _)m

リンポチェが日本人を理解できないとおっしゃるのも分かりますが、
勤め人が10日間連続で休みを取るのがどんだけ難しいか。
リンポチェのお言葉にそのまま従っていたら、
チベット仏教を学びに来ることができるのは、
定職をもたない自由人だけになってしまうでしょう。

仕事に責任をもちながらも
家庭を大切にしながらも
修業を続ける在家の道もまた、大切だと私は思うのです。

まぁでも、筋はリンポチェのおっしゃる通りですので
一言もありません。。。

b0253075_15583071.jpg


このように、最初はとってもプンプンだったリンポチェなのですが
日を追うごとに、明らかにご機嫌が良くなってこられました。

「人が多くても少なくても、儂が使うエネルギーは変わらない。
 50人でも1000人でも、儂は同じことを教えておる。
 だから直接会える機会に、できるだけ多くの者に教えを伝えたいんじゃよ」

そのお言葉どおり、リンポチェは本当に一生懸命で、
朝早くから晩遅くまで、丁寧に丁寧に、
同じことを何度も何度も繰り返し、
手取り足取り教えてくださいました。

厳しい表情がときおり緩んで
「ちょっと喋りすぎたな。すまない。useless talk じゃった」
と首をすくめたりされると、
「可愛い♪」と思ってしまったりもしました。

最終日に全てのお経を読み終えて
最後の「ちゃんちゅぷせむちょくりんぽちぇ」を唱えるときには、
あぁこの方とご一緒できる時間もこれで終わりだなぁ
と思って、ふと泣きそうにもなりました。

厳しいけれど、この上なくありがたい師だということが
だんだん分かってきたのです。

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by prem_ayako | 2016-12-05 16:05 | tibet | Comments(0)

トーキョー・リトリート

11月19日から27日まで、9日間、東京に行っていました。
アヤン・リンポチェという方から「ポワ」の教えを受けるためです。

本来は10日間連続のコース。
部分参加という方もおられましたけど
リンポチェご自身は、あまり好ましく思っておられないみたいでした。

東京に住んでいる人なら部分参加も考えられるでしょうけど、
私は東京まで行ったり来たりするなんて不経済なので
初日の一般講演だけをパスさせてもらって、
2日目からずっと、連日参加しました。

いや~ハードな日々でしたっ

毎日朝9時から夜まで
日によって、10時半になっても帰れない夜もありました(>_<)
こんなの信じられますぅ??

b0253075_21322179.jpg教えの内容もぎっしり!
キャパオーバー・・・・・
これほど大量にノートをとるとは思ってなかったので
途中、百均でノートを買い足しましたわ。

また、滞在中に2度、早朝に福島沖で地震がありましてね。
ホテルの9階で寝ていた私は、思わず荷造りして万一に備えましたよ。

しかも11月にしては50年ぶりとかの積雪までありました。
思わず閉店間際のUNIQLOにとびこんで
ヒートテックの極暖タイツを買いましたよ。
(写真は、降り始めてわずか30分後の会場付近。
 このあとどんどん積もった)


「ポワ」というのは、
聞いたことのある方も多いでしょうが
死の際に意識を飛ばす(移動させる)ということです。

ディクン・カギュ派は、この「ポワ」の行がとても有名なんです。
結果がすぐに出て簡単だと評判で、
チベットでは伝統的に12年に1度、申年に、
ディクン・ポワ大祭というものが開かれます。

世が世なら、チェツァン・リンポチェとチュンツァン・リンポチェのお2人の導師が
チベット全土から集まる数千人規模の衆生を導かれるのだそうですが
今は、本土でポワ大祭を取り仕切られるのはチュンツァン・リンポチェお1人。
チェツァン・リンポチェは、チベットから出ておられるので
諸外国を回ってポワを教えておられます。

今年は申年ですから、ポワの年にあたります。
私は7月に、シンガポールで、チェツァン・リンポチェご本人から
また9月には台湾で、ガルチェン・リンポチェから、この教えを授かりました。

しかし、基本的なところが分かっていないので・・・
つまり○○に変身して、と言われてもその○○に馴染みがない。。。
観想の手順や、マントラや
逆に観想を消していく定型的な手順などが、よく分かっていない。。。
ので、短時間のお教えでは、自分ひとりで行じるところまでいかなかいのです。


アヤン・リンポチェという方は、ディクン・カギュ派の高僧で
主にヨーロッパやアメリカで、
外国人向けに何度もポワ・コースを開催している方です。
以前は日本にも何度も来ておられたそうで、お名前をお聞きしたことはありました。
そのアヤン・リンポチェが15年ぶりに来日され
10日間にわたってみっちりポワを教えてくださるというのですから、
このチャンスを逃す手はない!と思いました。

ご縁あって、ディクン法王からも
ガルチェン・リンポチェからも、教えていただいたんですもん。
せっかくだから、きちんと身につけたいです。

それで諸方面にご協力いただき、仕事の都合をなんとかつけて、
ほぼフル参加することにいたしました♪



しかし疲れました。
東京滞在中はある種の緊張状態にいたため元気だったのですが
帰って2日ほどしてから、すっかり風邪をひいてしまいました。

1週間以上、30人ほどの人たちと座ってたんですもんねえ。
しかも睡眠時間短かったし。

修業の内容を書くことはできませんが、
あれこれを数回に分けてお喋りしていこうと思います。
よろしければお付き合いくださいませ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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by prem_ayako | 2016-12-04 21:35 | tibet | Comments(0)

シャプテン

 
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今年5月にダライ・ラマ法王が来日されて
大阪で『入菩薩行論』のご法話をしてくださいました。

その後、できる限り毎日・・・つまり
週に2日ほどになってしまうときもあるのですが、できうる限り毎日、
少しずつ『入菩薩行論』を読んでいます。

『入菩薩行論』は
8世紀のインドの聖者シャンティデーヴァの著した論書で
どのように自分の心を教化するか
微に入り細に入り、
具体的論理的実践的に説かれています。

この本の中の言葉を、法王はいろんなところで引用されますし、
法王だけでなく、どの派のリンポチェもよく言及されます。
チベット仏教徒の「常識」「基礎教養」って感じみたいです。

前から日本語の訳本は買って持っておりましたが、
ご法話でチベット語版を手に入れて
さらになぜか英語版もいただいてしまったので、
(この英語版は以前から持っていた英訳本よりわかりやすい♪)
せっかく3種類の言語がそろったのだから
チベット語 → 日本語 → 英語を対照させて、
ひとつひとつ意味をとって、ゆっくりゆっくりと読んでってます。

今ようやく、第六章「忍辱波羅蜜」の終盤あたり
全体の半分ぐらいまで至りました。

いやぁ・・・なかなかね
厳しいんですよ忍辱波羅蜜。。。

「忍辱(にんにく)」って、忍耐するってことね。
「波羅蜜(はらみつ)」は、完成させるってこと。

はじめて「三十七の菩薩行」を読んだ方は、
ひぇ~悪口言われても、相手を誉めるだって?
侮辱されても頭をつけて伏し拝むだって?
頭を切り落とされても、罪を担ってあげるだって?
って驚くし
先生の方も、まぁこれは極端ですけどねってやわいこと言ったりなさるけど

実はあそこに書いてあること、本気の本気なんですよ(^^;)


「三十七の菩薩行」は、『入菩薩行論』のエッセンスを
短くわかりやすくまとめたものですから、
もとの『入菩薩行論』を読むと、さらにもっと厳しいです。
そしてそれをめちゃくちゃ具体的論理的実践的に証明してありますから
・・・だんだん洗脳されてきて・・・
いや、でも私できない、無理!ってところにいるもので

精神内界に葛藤はない
というアドラー心理学の理論と矛盾するようですが・・・
(いやたぶん、こうやってブログに書くことで補償していると思われるので
 やはり内的葛藤はないのでしょう)

「こうあるべき」という理想の姿と
自分の現実、劣等の位置との乖離がはげしくて
なかなか苦しいです。

たとえば今朝読んだ十偈ほどを簡単にまとめてみると、

 解脱に向かいたいなら、忍耐を与えてくれる者に対してどうして怒るのか
 敵に対して喜ぶべきである
 忍耐という苦行をして得た福徳は、まずその敵に与えるべきであろう
 仏を喜ばせるためには、衆生を喜ばす他に道はないのだから

というようなことを連綿と書いてあって
(うわぁぁぁぁこんなこと聞きたくなかった)状態になりました(T_T)


正直な話、山の中におこもりして
ポワやチューの修業をしている方が、ある意味ラクかもしれないと思います。

ほんとうに厳しい道は
現実の対人関係の中で、自分の心を矯めること。。。
どんな状況でも怒りや欲に屈さずに
相手の楽を喜び、相手を尊敬すること
・・・ですよね。


なんでこういう話をしているかというと

一昨日ダライ・ラマ法王がご体調を崩され
来週末に大阪で予定されていた秘密集会灌頂が中止になったという報があったからです。
(ご来日は予定どおりですが、灌頂の内容が、よりご負担の少ないものに変更になりました。
 高野山の不動明王灌頂や、横浜の講演会は今のところは変更ないもようです。)

私のルート・ラマ(根本上師)はガルチェン・リンポチェですが
チベット仏教に興味をもってすぐにいただいた最初の灌頂が
ダライ・ラマ法王の金剛界曼荼羅灌頂でしたし
その後も胎蔵界曼荼羅、文殊菩薩の灌頂をいただきました。
それらの大きなご恩がありますし

なにより法王は、チベット人の希望の星です。
まだまだ長生きしていただいて、
チベットの人々の歓呼の声に迎えられてラサにお帰りになる
そのお姿を、お写真でもなんでもいいから拝見したい!
と強く願っております。

そんなことを思いながら今朝も『入菩薩行論』を読むと
ああ、ほんとうに法王は観音菩薩でいらっしゃるんだな、と
お若いときから今まで、たゆまず忍辱波羅蜜を続けておられるのだな、と
しみじみと感じたのでありました。


心をこめてシャプテン(長寿祈願)を唱えます。

 かんりーらーうぇ・こるうぇ・しんかむす
 ぺんたんでわまる・じゅんうぇーねー
 ちぇんれーすぃわん・てんずぃんぎゃつぉい
 しゃぷぺーすぃーてーぱるとぅ・てんぎゅるち

 雪の山々囲める国土にて
 すべての利益と喜びもたらせる
 観世音なるテンズィン・ギャツォが
 輪廻の果てまでおわしますように


 
 
 
 
 
 
 
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by prem_ayako | 2016-11-04 21:46 | tibet | Comments(0)

台湾(6)Blessings

(できれば台湾(1)から読んでいただけると嬉しいです)

b0253075_2111997.jpg最終日は、午前に Amidewa Recitation が2座あり
午後に死者供養と Mandala Offering があって、
賑やかにカタを振って、リンポチェとお別れしました。

この日の・・・朝の「おんあみでわふりー」の時です。

朝、何かの話の折りに大きなJ先生が、
「ガルチェン・リンポチェは十地の菩薩だと思う」
とおっしゃいました。
十地の菩薩というのは、
いつでも悟りを開いて涅槃に入ることができるのだけれど
衆生のために、こちら側に留まっておられる菩薩さまのことで、
ほとんど仏さまと同じ境地でいらっしゃいます。
ガルチェン・リンポチェは、そういう菩薩さまだと。

その後のセッションのとき、ちょっと眠くなってヴィジョンを見ました。

私は観音菩薩となって一心に真言を唱えていますが、
壇上の阿弥陀仏の姿のリンポチェと、真言の輪っかでつながっています。
気がつくと、リンポチェの周りの僧侶の方々も
フロアーの人々も、全員が観音菩薩の姿になっていて、
中心のリンポチェと赤い輪っかでつながっています。

ああまるで、般若心経が説かれた霊鷲山みたいな景色だな、
と一瞬思ったけれど
なんだかよく見ると、海の底みたいなのでした。

上を見ると、氷山がいくつかぷかぷかと浮かんでいます。
我執に凝り固まった堅い心。
これが溶けさえすれば大海の水とひとつになれるのに。

われわれの「おんあみでわふりー」真言から出た光が
その氷山に下から当たると、氷はこなごなに砕け、
いくつかの氷山が溶けて私たちと同じになりました。。。


そうして気がついたんです。

こうしていれば、私たちはひとつだ。

リンポチェは、弟子と結んだ縁は、決して切れることはないとおっしゃいました。
悟りを開くまでずっと一緒だと。

私は今まで、リンポチェの肉体とお会いするために
あちこち追っかけをしてきました。
ただひたすら、生身のリンポチェに触れたくて。

でも、それは大事なことではないのかもしれない。

こうして瞑想の中で、私たちはひとつになることができます。
この体験こそが意味のあるものではないかしら。

大切なのは、この体験をどれだけ重ねていけるか、ということであって、
それがリンポチェとのご縁を強くしていくのじゃないかしら。
実際にリンポチェとお会いする回数は問題ではないんじゃないかしら。

だとしたら、私はもっときちんと瞑想に励んで
お家にいても、どこにいても、
リンポチェのお心とひとつになる体験を増やしていかねばなりません。

だって今生でも来生でも、ゆっくりゆっくり進むしかないけれど、
リンポチェは、私がそこに行き着くまで、
他の姿のリンポチェに生まれ変わっても
待っていてくださるんですもの。

Lama chen-no!!



12日(月)の飛行機は朝8時40分に台北桃園空港発なので
ホテルのフロントで、明朝6時にとタクシーを頼みました。

逆算すると、5時20分には起きた方がよいでしょう。
そうして目覚ましをかけました。

ベッドに入っても私はなかなか寝付けず、
そうだ、金色の仏像を手荷物で持ち込むのは無理かもしれないな!と思いつきました。
とても大事なものなので、ずっと手で運ぶつもりでいましたが、
あれって銅かなにか、ともかく鋼製ですよね。。。
高さは約21㎝、かなり重たいです。
凶器になると判断されたら、没収される可能性が高いです!!!

まずいまずい、リンポチェからいただいた仏さまを没収されるわけにはいきません!
これはこっそり何食わぬ顔で
キャリーバッグに忍ばせて預けてしまうのが得策かもしれません。

どんどん気になってきたので、スマホで調べて
やっぱり預け入れ荷物にしてしまうのがよかろうと思いました。

そしてかなり遅くなってから眠ったら
なんということでしょう!今までこんなことは一度もなかったのに
目覚ましが鳴らなかった?!

なんとなく嫌な予感がしてぼーっと時計を見ると
5時54分でした!!

私「え?何時に起きるんだっけ?」
J先生「!まずい」

そこから2人とも海兵隊員よろしく飛び起きて
着替えて化粧はあきらめ、
J先生に相談する暇もないので、仏さまを私のキャリーバッグに入れこんで、
洗面所やテーブルまわりに散らばった荷物をバッグに放り込んだら
「車が来ましたよ」とフロントから電話がかかってきて、
J先生が何食わぬ声で Ye-s, we are coming!と返事して
ここまで10分!われわれはすごい!

タクシーに飛び込んで空港へ向かったのでありました。
車の中で仏さまの運び方について先生と相談し、
やっぱり手荷物は危険なので預けてしまおうということになりました。

カウンターで「おんあみでわふりー」とお唱えしながら
荷物とお別れしたのは言うまでもありません。

関空でちゃんと荷物が返ってきて、どれだけほっとしたか!
税関審査の後さっそくベンチでキャリーバッグを開けて、
仏さまを取り出しましたよ(^o^)


奇跡のように私たちをお守りくださる力は、まだ他にもありました。

月曜は淀屋橋のクリニックでのお仕事日なので、
関空からそのまま、家に帰らず仕事に向かったのですが

重たいキャリーバッグと、仏さま。それに疲れているし~
関空から南海電車ラピートで難波へ。そこから御堂筋線で淀屋橋へ。
というのが普通のルートだと思うのですが、

ラピート内で、とつぜんJ先生が思いつかれました。
「天下茶屋で降りよう。そこから堺筋線で北浜に出ればいい」

ありがたや~難波の喧噪を避けることができましたし
堺筋線は御堂筋線に比べたら、ずっと空いています。
しかもクリニックは、淀屋橋より北浜からの方が近いのです。


こうやって、大事に大事に仏さまをお運びして
事故なく1週間ぶりに、滋賀の家に帰ってきました。

ぐるぐるに巻いたカタをはずし、
梱包のプチプチをはずし
お目を塞いでいたティッシュをそぉっとはずしたら

出てきた金色の仏像は、
ずっと阿弥陀仏と思いこんでいたのに、
美しい美しい男前の釈迦牟尼仏でした。
あれあれ?お釈迦さまにご変身あそばした?

リンポチェお加持のお釈迦さま、
これほどの blessing は他にないでしょう。

めずらしいことです。
すばらしいことです。

ダルマセンターが出来るまで、
うちの祭壇でお預かりさせていただきます。


長い話を読んでくださってありがとうございました。

追記: 私たちが台湾を発ってすぐの9月14日、
巨大台風14号ムーランティが台湾南部を直撃し、
死者を含む甚大な被害が出たということです。
台湾で出会った方々のご無事をお祈りするとともに
被害にあわれたみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。


 
 
 
 
 
 
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by prem_ayako | 2016-09-16 20:44 | tibet | Comments(0)

台湾(5)Refuge Vow

いろんな方との出会いが、ここ台湾でもありました。

シンガポールで何度も会ったベトナム人のお兄さんも来ておられて、
再会を喜び会いました。
彼はいつどこで会っても同じアミデワTシャツを着ているので、すぐに分かります(^^)

ロビーをうろついていると、Japanese? と声をかけられ、
なんで私が Japanese やって分かるねん?と思ったら、
見覚えのあるシンガポールのスタッフが何人か、
財神の壺やお守りを売りに出張って来ていました(笑)

それから、もうお一人日本人女性が参加しておられて、声をかけてくださいました。
ご主人が台湾の方なので、海外法友席ではなく後ろの方に座っておられて、
後ろから、ずっと私たちのことを観察しておられたそうです(笑)
で、アヤシいものでないことが分かったみたいで、話しかけてきてくださいました。
ありがとう!(でも実はアヤシいかもよ・・・)
また東京あたりでお会いできるかもしれませんね♪


3日目の土曜日に、希望者がリンポチェから帰依戒を受ける儀式が行われました。
私は3年前に東京で受けたので前に出ませんでしたが、
シンガポールでもここ台湾でも、延々と人が並びます。

今までは・・・たいへん罰当たりなことだったと思うのですが
正直、長いなあ~まだ終わらないのかなあ
と心の中で考えていました。

でもこの度は違いました・・・
とてもよい席に座っていたこともあります。

戒をお授けになる、弟子の髪の毛を1本切り取るときの
リンポチェの真剣なお顔と、
それをお手伝いされるチメードルジェ・リンポチェのお顔が
よく見えます。

そして、法名の書かれたカードをいただき、
もとの席に戻ろうと振り返って顔を上げた瞬間の人々のお顔も、
逐一観察できる席に、私はいたのです。

どなたのお顔も、ほんとうに美しい。

何が起こったのか分からないような、ちょっと戸惑った顔。
淡々と無表情な、あるいは無表情を装った顔。

あるいは、上気した満面の笑顔。
感動で歪んで今にも泣き出しそうな顔。

ときには親子いっしょに。夫婦いっしょに。
幼児も、あるいはお腹にいる赤ちゃんもいっしょに。
ときにはペットの犬もいっしょに。

スタッフTシャツを着た若者が待っていたのは
慣れないしぐさで戒を受けた壮年の父親でした。
肩を並べて帰って行きます。

あるいは娘が、父親や母親と
ガルチェン・リンポチェとの縁をつないでいます。

身体の不自由な方が、足を引きずりながら
杖をつきながら
あるいは痙攣しながら
リンポチェの前に進み出て、戒を受けておられます。

みなさんひとりひとりのお顔をずっと見ていると
ひとつひとつに美しいドラマがありました。
感動でまた泣けてきました。


リンポチェは・・・
 私が戒を授けた者の髪は、みんなこの袋に入れて保存している。
 毎日この袋を見ては、
 かけがえのない私の弟子たちの幸福を祈っている。
 なぜなら私と結んだこの縁は、
 みなが菩提を得て悟りを開くまで、決して途切れないのだから。
とおっしゃいました。


この人も、あの人も、みんな知らない人たちだけれど、
みんなが楽を得ることができますように。
来生では今よりも、苦を離れられますように。
その楽が続きますように。
すみやかに、平等の境地に行けますように。

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by prem_ayako | 2016-09-16 20:43 | tibet | Comments(0)

台湾(4)Amidewa Recitation

法会では毎日、
午前中は Five-fold Path of Mahamudra のご法話があり、
午後からは Amidewa Recitation が2座あり、
夕方の半時間ほどは、Phowa の教えとその実習をする
という流れでプログラムが組まれていました。

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シンガポールと、ここ台湾と、プログラム自体はそう違いはありませんが、
大きく違うのは、場の雰囲気です。

おおざっぱに言ってしまうなら、
混乱雑多のシンガポールと
規律整頓の台湾、といった感じでしょうか~

台湾では休憩時間であっても、ボランティアさんたちが
会場内では「黙想念誦」の札を掲げ
外の廊下やロビーでは「請軽声細語」という札を掲げて立っています。
少々の話し声はありますが、総じて参加者全員とても静かにしています。

かたや、シンガポールの休憩時間の喧噪といったら!(^^;)

シンガポールで休憩時間の人混みがしんどかった私としましては、
台湾の落ち着いた雰囲気の方が、数倍、過ごしやすかったのでした。

中国語って、迫力があるんですよね。
「請軽声細語」の札がなかったら、台湾でも同じようにうるさくなってしまうのか
あるいは札がなくてもシンガポールよりは静かなのか、
私には検証のしようがありません・・・

台湾のサンガの所長さんは華(ふぁ)さんとおっしゃり、
センターで金色の仏さまを包む時、とてもお母さん的に手伝ってくださった方です。
リトリート中のアナウンス
(静かにしてくださいとか、もうすぐリンポチェが来られますなど)
はすべて華さんがしておられましたが、
とっても上品な美しい発音で、華語と英語を話しておられました。
この方の個性も、参加者をまとめる上で大きいのかもしれません。


次に、お経の読み方が違います。
台湾ではチベット語に華語を重ねて読む。
シンガポールは、チベット語・中国語・英語と、同じ経文を3回読む。
ここでJ先生もY先生もかなり驚いておられましたが

私はむしろ、真言「おんあみでわふりー」の唱え方の違いに驚きました。

シンガポールでは、最初しばらくリンポチェがゆっくり真言を唱えられ、
その後大部分の時間は、リードを担うウンゼーが、真言を繰り返します。
これがものすごい高速で、どんどんみんなのテンションを上げていきます。
アッパー系ですね。

台湾では、リンポチェがゆっくり真言を歌うように唱えられる時間が長く、
その後のウンゼーさんも、規則正しい速さで繰り返します。
決して高速にはなりませんでしたし、
リンポチェがリズムを刻まれてることもありました。

同じリンポチェのリトリートなのに、
なんでリンポチェご自身のお唱えの仕方がこんなに変わるのか。
凡夫には分からない謎ですw

でも実は私は、台湾風のお唱えの仕方がとっても気に入ったのです。
リンポチェのゆっくりした節つきの「おんあみでわふりー」が
とても吉祥なるものだということに、
何回目かに気がつきました。

・・・リンポチェのお歌、音程もリズムも、とっても微妙です(^^;)

 おんあーみーでーわぁふりーぃぃ
 おんあーみぃでぇわぁふりー
 おんあみ・でーわぁふりーー・・・
 おんあーみーでーわぁふりーぃぃ

この微妙な節回しをできるだけ真似してですね、
リンポチェの呼吸に合わせて、いっしょに歌ってみたのです。
音が少々変になっても狂っても気にしない!
ただリンポチェと同時に息を吸い、同じだけ息を吐いて歌うのです。

そうしたら! とってもとってもいい感じ!
気がつけば会場にいる人がみんな、リンポチェといっしょに歌っていました!
リンポチェの呼吸、リンポチェの声にみな一心に耳を傾け
衆生の心がひとつになっていたのです。

感動でした(涙)
シンガポールで、リンポチェのお心とひとつになった体験をしたと書きましたが、
今度はリンポチェだけでなく、すべての衆生とひとつになった気がしました。


リンポチェは分かっておられるのでしょう。
人々が満足するまで、何度も何度も真言を歌われ、
よい頃合いになると、
低い声のウンゼーに、リードを渡されました。


素晴らしい体験でしたよ。
毎日2座ずつ、これを繰り返すことが出来たのですから、
どんだけ私が幸せだったか、
ご想像できるでしょう?
 
 
 
 
 
 
 
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by prem_ayako | 2016-09-16 20:42 | tibet | Comments(0)

台湾(3)Ximen

9月8日(木)から4日間、
台北の福華国際文化会館という施設で
ガルチェン・リンポチェの法会があります。

最寄り駅は、MRT松山新店線の「台電大楼」駅なので、
通いやすいように考えて、同じ線上の「西門」駅近くにホテルをとりました。

台南と違って、台北、とくに西門界隈は都会です!!
どうやらオタク文化の街で、イっちゃってる系の若者の数が多かったです。
まず女性の服装が違いますし、男の子の髪型も違う。
駅からホテルまでの徒歩10分圏内にコンビニが3軒あるのも、台南と段違いです。
やっぱこういう便利さは助かりますわ~

木曜日は Fivefold Mahamudra の灌頂をいただく日で
午後1時から入場できると書いてあったので
台南を朝に出て、昼前に台北中央駅に戻って西門のホテルに荷物をあずけ、
自由席なので早い目に会場に行きました。

まず受け付けで名前を書いて、ラジオ式の翻訳受信機を借り、
講堂のような広いホールに入りました。
階段状になっていて、2階席もあります。

ふと前の方に、「海外法友」と紙を貼った席が見えました。。
案内のボランティアさんが、どうぞどうぞと言ってくださったので
ちゃっかり、その席に座らせていただきました(^^)
「海外法友 Dharma friends from abroad は通訳の電波が届くようなるべく前へどうぞ」とアナウンスもありました。

この席は正面に向かって右よりではありますが、、
前の2列はお坊さまたちがお座りになる「僧衆席」でしたから
在家ではいちばん前(3列目!)になります。

思いがけず、こんなに良いお席!
シンガポールでは人数がもっと多いこともあるけれど、いつもかなり後ろの席で、
正直、望遠鏡を使わなければリンポチェのお顔が見えません。
これは、自分の土地の法友をまず優先させるか海外法友を優先させるか、
という方針の違いに依るのでしょう。
なんにせよこの度は、とっても優先していただけて、
とってもとっても有り難かったです!!

だってガルチェン・リンポチェのご存在が近くにあって
ご表情もありありと見えるし
リンポチェの波動が・・・エネルギーがびんびんに届く距離なのですww

もちろんこうなったら、一睡もできません!
ずっとぎんぎんに冴えて、4日間を過ごしました。

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驚いたことに、私たちより一足早くその席についておられたのが、
東京のチベット仏教関連の法会をいつもサポートしておられる
仏教学者のY先生でした。
Y先生の方は、私の名前などご存知ないと思いますが、
はじめて東京でガルチェン・リンポチェにお会いした折りも、
この方のおかげで、わずかな資料をいただくことができたのです。
ご挨拶をして、以降4日間、ずっとお隣に座らせていただきました。


さて、こちらの法会は午後6時に終わるので、
MRTで西門に帰り(交通費、片道60円ほど!)
初日だけ、近くのレストランでちょっと豪華に夕食をとりました。

翌日からは、朝8時入場開始なので、
前日の帰りに買っておいたベーカリーのパンを、ホテルの部屋で食べて行きました。

また、いつも解散時に「夕食にどうぞ」と大きな手作り野菜饅頭をいただいたので
西門で揚げたての胡麻団子などを買い足して、
ホテルでお湯を沸かし、頭頂烏龍茶を入れて夕食にしました。

お昼はお昼で、けっこうな量のある素食(=菜食)弁当を配ってくださるので
食生活はとっても充実していました!
瞑想に集中できてありがたかったです!
 
 
 
 
 
 
 
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by prem_ayako | 2016-09-16 20:41 | tibet | Comments(0)

台湾(1)Xindian

1週間ほど、台湾に行ってきました。

今年は6月末から7月にかけて、
シンガポールでガルチェン・リンポチェにお会いすることができましたが

実は私たちの参加したアミデワ・リトリートの前後にも
かの地でリンポチェは、さまざまな教えを授けておられました。
次のご訪問先の台湾でも、たくさんのリトリートを予定しておられます。

よく調べると、ちょうど私たちの空いている9月のはじめに、
台北にて、またアミデワ・リトリートを開催されることが分かりました。
しかも admission free(入場無料)no registration(申込不要)と書いてあります!
それだと自分たちでホテルをとって、気軽に参加することができます。
いちおう英語通訳が付くかどうか確認したかったので、
台湾のサンガにメールして、海外参加者としてJ先生と登録しました。

この旅は
私にとっては、はじめてリンポチェとお会いした時と同じぐらいの
衝撃がありました。

ゆっくりお話ししていきますね(^^)


9月6日(火)午前9時10分発の台北行き飛行機で
台北桃園空港に着いたのが、現地時間11時過ぎ。
時差は1時間なので、3時間のフライトです。
シンガポールよりずっと近いから、ずっと楽です!

空港から台北中央駅までバスで移動。
駅で軽くお昼を食べて、大きな荷物をあずけて
MRTに乗って、Garchen Dharma Institute のセンターを訪ねました。

めざすセンターは、いちおう台北市内(新店区)ですが、
MRTからまた支線に乗り換えた「小碧潭」という駅にあります。
わりと郊外で、実際行ってみると、ん~っと・・・
大阪で言えば御堂筋線(北大阪急行)の「千里中央」って感じかな。

駅からは地図と番地を見ながら、探し探し行きました。
あたりは高級住宅街で、探し当てたビルの入り口はオートロック。
高い天井のエントランスには制服の門番が詰めています。
Garchen Dharma Institute は、13階と14階の2フロアーを使っているようで
とても清潔でセレブな場所なので、びっくりしてしまいました。

私たちは、ここでまたリンポチェと、個人インタビューを組んでもらっていました。

今回ずっとメールでやりとりしてきたのは
Claudia という、背の低い、短髪で眼鏡の女性でした。
「ここは in a mess なので、リンポチェとお会いするのは下の階よ」
とおっしゃるのですが

いやいや(^_^;)シンガポールのディクン寺 Dargye Ling に比べたら、
ここはちっとも mess なんかじゃありません。
脱いだ靴だって、玄関の木の格子の靴箱にみんなちゃんと入れているし
(シンガポールだと、脱ぐ場もないぐらい扉の前に靴が散乱してます 笑)
大きな法会の前だというのに、とても整然としています。

それでもさすがにチベット風、話はころころ変わります。
他のグループが先だからあなたたちは3時半よ、とまず言われ、
くつろいでいたら、いきなりここにリンポチェがおいでになると言われ、
慌ててカタを出して用意していたら、結局リンポチェはおいでにならず、
あなたたち先に行きなさいと2時45分に言われて、すぐに下の階に降りたのでした。


リンポチェは下の階のお部屋の中、
大会社の社長さんが使うような大きな事務机の向こうに座っておられて
いつものように「おおよく来た、よく来た」とお顔をくしゃくしゃになさり、
机ごしに、私のほっぺたにキスしてくださいましたv(^o^)v

今回のリンポチェとのインタビューの目的は、
日本にガルチェン・リンポチェのダルマセンターを作りたいこと
その手始めに、ドルズィン・リンポチェに来て教えていただくことのご報告と、
Garchen Institute Japan という名称を使うご許可をいただくこと、の2つです。
事務的なことなので、どちらもJ先生が英語でお話しされました。

若いお兄さんが通訳してくれている間、
リンポチェは次々と、いろんなものを手渡してくださいます。
まずは美しい石で飾られた腕輪。J先生にはグレイの玉のお数珠。
それから、『白ターラ母七讃』の小冊子。
私はそれらを手にとって感動したり、
リンポチェと微笑みあったり合掌したりするのに忙しく
やっぱり、ほとんど通訳さんの英語を聴き取れませんでした(^^;)

でも、「おお~ダルマセンターか、善き哉、善き哉」とか
「もちろんわしの名前など、いくら使ってくれてもよいぞよ」とか
おっしゃっていることは、お声の調子と所作とで、よぉく分かりました。

また、前回のシンガポールのリトリートで瞑想中、
リンポチェと心がひとつになったような気がしましたと申し上げると、
リンポチェは目を細め、両手の親指を立てて、Good job! のポーズをなさいました。

そして『法身普賢の誓願』と『白ターラ母七讃』に
詳しく書かれているから読んでおくようにとおっしゃいました。

はい!師よ、読みます! Lama chen-no...

そしてそして最後には・・・
リンポチェはお付きのラマに合図して金色の仏像を持ってこさせ、
白いカタでくるむようにして、私たちの前に差し出されました。
(@_@)
ダルマ・センターに置くようにと、くださったのです!
So-o precious!! 思いもよらぬことでした。


さぁ大変です。
時間が来たので促され、おいとまして上の階に戻ると

そのままでは持って帰れないでしょう?と、
センターの所長さんや居合わせたアニ(尼僧さん)たちが
仏像のお目を塞ぎ、梱包してまたカタで包み、
袋に入れるのを手伝ってくださいました。


J先生も私も舞い上がってしまって、
用意してきたお布施をお渡しするのをすっかり忘れていたことに、
小碧潭駅まで戻ったときにやっと気がついて

きびすを返してまたセンターに戻り、
Claudia には「なんでまた戻ってきたん?」とか言われながらw
ちゃんとお布施を渡すことができました。


「ダルマセンターを作るのは大変じゃぞ。
 立ち上げるのももちろん大変じゃが、
 維持していくのも、とても大変じゃ。
 しかし衆生のためにダルマセンターを作るということ、
 それだけでも、
 大きな大きな福徳じゃ。
 たとえ道半ばで終わっても、その福徳は計り知れない。
 がんばるのじゃよ」
リンポチェは力をこめて励ましてくださいました。

これから先、何度も何度も
私は今日のこの場面を思い出すでしょう。
台北の新店のあのお部屋、
リンポチェのお姿、いただいた腕輪と金色の仏さま。
それらを思い出しては
そのたびにまた、私は力をいただくことでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
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by prem_ayako | 2016-09-16 20:39 | tibet | Comments(0)

アードラー先生は夢を見なかったそうです。しかしてアードラーの夢とは兎の角、虚空の華、ガンダルヴァの城、空、幻・・・。


by prem_ayako