アードラーの夢

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アードラー先生は夢を見なかったそうです。しかしてアードラーの夢とは兎の角、虚空の華、ガンダルヴァの城、空、幻・・・。

2016年 12月 17日 ( 1 )

Phowa 2

東京から帰って2週間、
毎朝ポワを行じました。
しかも言われたとおり夜明けに・・・
熱があっても
声が嗄れていても。
・・・ようやるわ。

このおさぼりの私が
なんでこんなに真面目にやったのか?
まるで何かに憑かれていたようです。

夜、寝ていてもずっと、リンポチェの読経のメロディが聞こえていて
朝、目覚めると同時に、お経のリフレインがそらで出てきます。
ある意味おそろしいですねぇ。。。


アヤン・リンポチェに言われたのは、
「このコースに出て
 未だポワのサインの出ていない者は、
 あと2週間、修行を続けなさい。
 できれば夜明けにするのがよい。

 2週間しても未だポワのサインが出ない者は
 さらに2週間続けなさい。

 ポワのサインが出たら、
 そのあとは月に2回、続けて修行するのじゃよ。」

ポワのサインっていうのはですね、
よーするに、ほら、あれですよ。。。

チベットのフィルムなどで、
頭に草の茎をつっ立ててる
完全に目のいっちゃった行者さんたちの映像を
見たことありません?

頭頂にね、第10の門が開くんです。
意識を阿弥陀浄土へ飛ばすことのできる門がね。。。
それははっきりとした穴で、草を刺すことができるほどなのだそうです。

これを clear phowa sign といいます。

そんなバカな!
瞑想で変えれるのは、せいぜい意識の状態でしょう?
physical sign なんて、出っこない
・・・と思っておりました。

実際、私の参加した東京のポワ・コースでは
コース中に明らかなポワ・サインの出た方は、いなかったように思います。
確かなことは分かりませんが。


まあ、私はどうせ前行50万回というのが控えておりますから(^^;)
今年いっぱい、つまり4週間はとりあえず朝ポワをして、
来年になったら本格的に前行をしようかな、
と考えておりました。

ポワは・・・そんな私の思い込みの斜め上をいく
ものすごく力のある修行なのでした。


2週間、毎朝行じ続けていると
さすがにいろいろなことが起こります。

最初はお唱えの文句をたどるのに必死で
次は、観想することに必死でしたが

そのうちだいたいのやり方が分かってくると、
もうリンポチェのお声の録音を聞かないで、
自分のペースで進める方が、観想がくっきりするようになりました。

むしろ録音を聞かないでいる方が
リンポチェのお声が、どこからか聞こえてくるような気がします。
そのときに必要な説明が聞こえて・・・
あぁそうだ、これはこういうことだったんだ
って気がついていきます。


なぜ頭頂の門から阿弥陀さまのところへ意識を飛ばすのか?
自分が死ぬときに極楽浄土へ生まれ変わるためでしょうか?
それもあります。
でも、ポワをしっかり修行していたら、
大切な人の死の際に
その人が極楽浄土へ生まれ変わるのを手伝うことができるのです。


リンポチェに教えていただいたポワの歴史によると、
そもそもディクンのポワは、
8世紀後半に、火事で多くの人や生き物を失ってしまったある大臣のために
グル・リンポチェが秘密で授けた修行なのだそうです。

その300年ほど後、この大臣の生まれ変わりの遊牧民の少年が
家畜が死ぬたびに嘆き悲しむのをご覧になって、
かわいそうに思った阿弥陀さまが現れて
同じ教えを直接お授けになりました。

その後その少年は、グル・リンポチェが埋めて隠した
行法を書いた教典(テルマ)を掘り出して、
それ以降、多くの人にポワの教えが広まるようになったということです。

だから、もともとポワは
自分が極楽へ行くための修業ではなくて、
他者を極楽へ行かせるための修業だったのです。


私もちゃんとポワを行じられるようになれば
これまでに亡くなった人、これから亡くなるであろう人、
すべての人が幸せな転生を得られるように
私の力を使うことができるのです。

そのことを信じられたときに、
この上ない喜びが湧きました。
だからどうか今、私がこの行を完成させるために力をお貸しください。

と祈れば、
これはそのまま、帰依と菩提心なのでした。

リンポチェのお声が聞こえます。
「阿弥陀仏と系譜のラマたちへの揺るぎない信心、
 この世のすべての衆生に対する思いやりの心。
 それが、修行でもっとも大切なことなのじゃ。」


心からそのように思い行じれば
ほんとうに我が意識は虚空へと飛んでゆき
阿弥陀さまかお釈迦さまかガルチェン・リンポチェか
どなたか大きな存在に
まみえたような気もします。

そんなことを何度か繰り返すうちに
Physical sign についても、いつしかなにがしか現れました。

頭に穴があくとか血がでるとかいうような
美容院でびっくりされちゃうほど clear なサインではありませんがね・・・ご心配なく!(笑)

それでも驚くべきことです。
意識のあり方ひとつで、
現実に身体の一部が変化するなんて。
それが自分に起こるなんて。


風邪はずっとしつこく続いてたんですが

明日で2週間目という日の前日の土曜は、まだ
お出かけにもティッシュが手放せないような状態だったんですが
満願の日曜日、目覚めると、ここ2週間で初めて
頭の霧が晴れてすっきりしており
寒気も抜けて鼻も通り、完治していたのでした。

2週間、私は夢うつつの中にいたんだな。
きっとこれが必要だったんだな。

たぶん、2週間の風邪とポワへの熱中は
ヨーギニー(女ヨガ行者)になるための通過儀礼だったのでしょう。

さて、にわかヨーギニーは風邪も治ったことですし
遅ればせながら、前行をそろそろちゃんと始めなくてはなりません。
でないと死ぬ迄に間に合わないからねぇ。
 
 
 
 
 
  
 
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by prem_ayako | 2016-12-17 23:04 | tibet | Comments(0)

アードラー先生は夢を見なかったそうです。しかしてアードラーの夢とは兎の角、虚空の華、ガンダルヴァの城、空、幻・・・。


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