アードラーの夢

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東寺

全部のプログラムが26日に終わって
翌日の月曜日は、
リンポチェを囲んで、数人で京都ツアーに行きました。

リンポチェをいちど京都にお連れしたかったし
あまり混むところは避けて
とりあえず空海建立の密教寺院、東寺と
時間が余れば東福寺も、と考えていました。

11時にチェックアウトしていただいて、
リンポチェのスーツケースを○さんがひっぱってくださって
膳所まで歩き、ローカル電車に乗って京都へ。
ものすごい人混みの京都駅で荷物をあずけて
さあ出発!

リンポチェは、京都駅の大きさにびっくりされたようで
日本でいちばん大きい都市は?
2番目は? 3番目は? といろいろお尋ねになります。
1番大きいのは東京で、政治・商業すべての中心。
2番目は大阪で、商業都市。
京都は3番目で、明治になるまで長く天皇のおられたところです。
(と答えたけれど、合ってます?)

日本の天皇についても、あやしい知識と英語でご説明しました。
2500年間、ひとつの lineage で続いていることや
戦乱で京都におられなかったときを除き、
ほぼ1200年京都にお住まいだったことなどお伝えしました。
(合ってます?)

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白木蓮の花が咲いていて、
リンポチェはこの花から薬ができるのではないかなと、
花びらの匂いをかいでおられました。
咲いている姿はとても美しいのに
歩道に落ちた花びらは残念なことに汚れていて
空と無常の現れだ、など
とってもリラックスしておしゃべりされました。


道ぞいの食堂できつねうどんや親子丼を召し上がっていただいて
(なんでいつもこんなにローカル ^^;)
ようやく東寺につきました。

手水場で私たち俗人は、手と口をすすがなくてはなりませんが、
リンポチェはお坊さまなのでその必要はありません。
でもリンポチェは、「それはよい習慣だ」とおっしゃって
いっしょに手と口をすすがれました。

まずは食堂の十一面観音さまにお参り。
リンポチェはお堂に入られたらすぐに毛糸の帽子を脱がれます。
観音さまの前で真言を唱えられ
日本の習慣にしたがって、お賽銭をあげられました。

それから有名な講堂の立体曼荼羅へ。

大きな空間に、大日如来を中心とした迫力ある立体曼荼羅。
私なんぞはリンポチェとこの空間にご一緒することだけで
もう感動しちゃうのですが

リンポチェはさっさと歩かれて
少し真言を唱えられただけで外へ出られました。

金堂の大きな薬師如来も見ましたが
あまり興味は示されず
「ここに僧は住んでいるのか?」とお尋ねでした。
「たぶん住んでいません」
「観光客だけ?」
「そうですね。在家の信者が年に何度か集まって法要をしているようですが」
「僧は住んでいない?」
「いないようです」
「そうか」

宝物殿にも行きましたが、入ったとたんにリンポチェは
Ah, museum! と呟かれました。

大きな梵鐘の前でおっしゃったお言葉は忘れられません。

Before, monks beat it and everybody came.
Now, it is in the museum and nobody comes.
(昔は、この鐘を僧たちがつくと人が集まった
 今、鐘は美術館におさまって、誰も来ない)

おっしゃる通りです。

私たちは何も考えていなくて
リンポチェと日本のお寺でご一緒していることだけで喜んでいたのですが、
リンポチェは常に、dharma が生きているかどうかを見ておられたのです。


それから五重の塔の前で記念撮影などしてぶらぶら歩いていると、
幼稚園児がピヨピヨと整列しているところに出会いました。

リンポチェ、めずらしく
「あの子どもたちと写真を撮ってくれ。先生に頼んでくれないか」と
リクエストされました。

若い先生にお願いしてみましたが、
子どもの顔がネットに流れるのを気にしてる様子・・・
でも、その間にリンポチェは、
もう子どもたちの後ろに並んでしまわれました。

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とたんに、子どもたち、きゃぁきゃぁ大喜びです。
リンポチェのお顔もものすごくうれしそうで、
今まで拝見したことのない、くっしゃくしゃの笑顔です!

子どもたちはもう、嬉しくてたまらない様子で
リンポチェの頭を叩いたりさわったり、ひっぱったり、
なんていうんでしょうか
いきなり大きなエネルギーが現れたのを感じ取ったみたいで
ものすごく活気づいているのです。
子どもには、わかるんですね!

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この一瞬の変化!
驚くべき変化でした!

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by prem_ayako | 2017-04-01 23:52 | tibet | Comments(0)

アードラー先生は夢を見なかったそうです。しかしてアードラーの夢とは兎の角、虚空の華、ガンダルヴァの城、空、幻・・・。


by prem_ayako