アードラーの夢

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アードラー先生は夢を見なかったそうです。しかしてアードラーの夢とは兎の角、虚空の華、ガンダルヴァの城、空、幻・・・。

新潟総会

第33回日本アドラー心理学会総会に参加するため、
先週末、新潟へ行きました。

ずっと病気療養中で会えていなかった友、おかけいに
この総会ではきっと会えるだろう、と楽しみにしていましたが

おかけいは4月に亡くなってしまいました。


そろそろ、おかけいのことを書くことができそうです。

おかけいが肉体を離れてから、
シンガポールでも台湾でも、ガルチェン・リンポチェの法要で
いつもおかけいのことをお祈りしていました。
もうすでに極楽に生まれ変わっているに違いない、とも思っています。

でもやっぱり
新潟に行って、良かったです。
おかけいに会えて、きちんとお別れができたような気がします。


しばらく雨が続いていたのが
新潟に着くと、とてもいいお天気!
ホテルへの送迎バスから見る越後平野の広がりはとても美しく、
すでにこの時点で、おかけいが歓迎してくれているんだなあ~と感じました。

総会の会場に入ると、
会場のいちばん後ろに
彼女の遺影が飾ってありました。
そのお写真の、綺麗だったこと!(T_T)

あとで知ったのですが、ご主人からお借りしてきたものだったようです。

ほんとうに美しい、やわらかな笑顔で
タートルネックのセーターがよく似合っていて
私のよく知っている元気なころのおかけいでした(T_T)

このおかけいが、後ろの席からずっと総会を
見守っていてくれました。

いろいろと重要事項の決議もあり、いつになく気の張る総会だったのですが
・・・たぶん、おかけいを知る人はみな、
おかけいの存在を感じていて
彼女のために和していこうとしていたように思います。
空中に、おかけいのエネルギーが充満していたと思います。


私の出番は、最終日の午前9時から12時までのシンポジウムでしたが
その日は早朝からなぜか目が覚めておりました。

ホテルの部屋の外に大きな池があって、その方向から
「こーこー」と、渡ってきたばかりの白鳥の声が聞こえます。
その声を聞きながらお布団の中で、
おかけいのことをたくさん思い出しました。

パセージリーダー養成で出会って友だちになったこと。
その後、大阪で会ってはおしゃべりしたこと。
長電話もいっぱいしたこと。
離婚前の私の家に、何度か泊まりにきてくれたこと。
そういえば、私のパセージを見学にも(!!)来てくれたこと。

そして私がカウンセラーになりたての頃・・・
事例検討会で事例を出すたびに先輩や先生方から
出来ていないことをたくさんたくさん指摘され落ちこんでいた頃。
おかけいも、「う~ん」と首をかしげて
私の下手さ加減に不満を示しながらも、
私が食らいついていくと、時間をつくって相手になってくれました。
そうして私を鍛え、勇気づけてくれました。
私があの時期に諦めず、アドラー心理学を学び続けることができたのは
おかけいのおかげです。

月日が流れて私が心理療法を臨床でするようになった頃、
ひとり暮らしの大阪の家にも泊まりに来てくれました。
夜おそくまで、ケースについて語り合いました。
たのしかった。本当にたのしかったです。


心理療法士試験を受けたときも、その場にいて、見ていてくれました。
だから私の心理療法士認定書には
認定者として、おかけいと野田先生と、おふたりの名前が記されているのです。

合格した翌日、しみじみと
ーあやちゃん、昨日の夜、事例検討会でいろいろあったこと思い出してさあ、
 ほんとよくがんばったなぁって思ってさ~
って言ってくれました。。。

この日が、おかけいに会えた最後だったんです。
またきっと会えると信じていたのに・・・・・


こうして学んできた、ひとつの区切りになるのが
ひょっとしたら今日のシンポジウムかもしれないな、と思いました。
まだまだ、ほんとにまだまだの私だけれど、
おかけい、私、ここまできたんだよ。
見ていてくれるね?


シンポジウムが始まると、
一匹のハエが、私たちのまわりを飛び回り始めました。
私を含め6人のシンポジストが壇上にいたのですけど、
話をしているシンポジストのまわりを、このハエが飛ぶのです。

「ハエ、五月蠅いな」と言ってる人もいましたけど(^^;)
休憩時間に、シンポジストのひとりが
「あ、おかけいさんだね」と言いました。

そう。
おかけいは菩薩ですから、ハエに転生するはずはありません。
でもこの日は、もう遺影が引き上げられていましたから、
たぶんおかけいはハエを依り代にして、ハエの体を借りて
私たちを見守ってくれたのでしょう。

私が発表する番になると、
やっぱりこのハエさんは私の眼の前にきて
手をすり足をすりし、しばらく留まっていたのでした。

ハエさんを愛しく観察したのは
これが生まれてはじめてでした(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
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Commented by TOMOKO at 2016-10-27 07:35 x
あのハエさんは、ホテルからの帰りのバスの中にもいて、私の手の周りをブンブン飛んで、手の甲に止まったんですよ。
おかけいさんでは?と思いながら、一度はらってしまい、あとでちょっぴり後悔しました。
私が来年のGW以降に新潟でパセージプラスをさせてもらうことになっているのを、「よろしくね」って、応援してくれたのかなあ?と思っています。
Commented by prem_ayako at 2016-10-27 22:43
TOMOKOさん、きっとそうです! バスの中までついてきたのですね~ そう、きっと応援してくれたんでしょうね!
いろんな人のところに行くには、あそこではハエさんになるのがいちばん便利だったんじゃないかな。壇上で「おかけいさぁ、よりによってハエになる?」って心の中で問いかけて可笑しかったんだけど、たとえば蚊さんなんかになったら叩かれてしまうものね(^^) クモはあっちこっちに移動しにくいし。ハエがベストね。なんてね。
by prem_ayako | 2016-10-19 23:20 | psychology | Comments(2)

アードラー先生は夢を見なかったそうです。しかしてアードラーの夢とは兎の角、虚空の華、ガンダルヴァの城、空、幻・・・。


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