アードラーの夢

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台湾(6)Blessings

(できれば台湾(1)から読んでいただけると嬉しいです)

b0253075_2111997.jpg最終日は、午前に Amidewa Recitation が2座あり
午後に死者供養と Mandala Offering があって、
賑やかにカタを振って、リンポチェとお別れしました。

この日の・・・朝の「おんあみでわふりー」の時です。

朝、何かの話の折りに大きなJ先生が、
「ガルチェン・リンポチェは十地の菩薩だと思う」
とおっしゃいました。
十地の菩薩というのは、
いつでも悟りを開いて涅槃に入ることができるのだけれど
衆生のために、こちら側に留まっておられる菩薩さまのことで、
ほとんど仏さまと同じ境地でいらっしゃいます。
ガルチェン・リンポチェは、そういう菩薩さまだと。

その後のセッションのとき、ちょっと眠くなってヴィジョンを見ました。

私は観音菩薩となって一心に真言を唱えていますが、
壇上の阿弥陀仏の姿のリンポチェと、真言の輪っかでつながっています。
気がつくと、リンポチェの周りの僧侶の方々も
フロアーの人々も、全員が観音菩薩の姿になっていて、
中心のリンポチェと赤い輪っかでつながっています。

ああまるで、般若心経が説かれた霊鷲山みたいな景色だな、
と一瞬思ったけれど
なんだかよく見ると、海の底みたいなのでした。

上を見ると、氷山がいくつかぷかぷかと浮かんでいます。
我執に凝り固まった堅い心。
これが溶けさえすれば大海の水とひとつになれるのに。

われわれの「おんあみでわふりー」真言から出た光が
その氷山に下から当たると、氷はこなごなに砕け、
いくつかの氷山が溶けて私たちと同じになりました。。。


そうして気がついたんです。

こうしていれば、私たちはひとつだ。

リンポチェは、弟子と結んだ縁は、決して切れることはないとおっしゃいました。
悟りを開くまでずっと一緒だと。

私は今まで、リンポチェの肉体とお会いするために
あちこち追っかけをしてきました。
ただひたすら、生身のリンポチェに触れたくて。

でも、それは大事なことではないのかもしれない。

こうして瞑想の中で、私たちはひとつになることができます。
この体験こそが意味のあるものではないかしら。

大切なのは、この体験をどれだけ重ねていけるか、ということであって、
それがリンポチェとのご縁を強くしていくのじゃないかしら。
実際にリンポチェとお会いする回数は問題ではないんじゃないかしら。

だとしたら、私はもっときちんと瞑想に励んで
お家にいても、どこにいても、
リンポチェのお心とひとつになる体験を増やしていかねばなりません。

だって今生でも来生でも、ゆっくりゆっくり進むしかないけれど、
リンポチェは、私がそこに行き着くまで、
他の姿のリンポチェに生まれ変わっても
待っていてくださるんですもの。

Lama chen-no!!



12日(月)の飛行機は朝8時40分に台北桃園空港発なので
ホテルのフロントで、明朝6時にとタクシーを頼みました。

逆算すると、5時20分には起きた方がよいでしょう。
そうして目覚ましをかけました。

ベッドに入っても私はなかなか寝付けず、
そうだ、金色の仏像を手荷物で持ち込むのは無理かもしれないな!と思いつきました。
とても大事なものなので、ずっと手で運ぶつもりでいましたが、
あれって銅かなにか、ともかく鋼製ですよね。。。
高さは約21㎝、かなり重たいです。
凶器になると判断されたら、没収される可能性が高いです!!!

まずいまずい、リンポチェからいただいた仏さまを没収されるわけにはいきません!
これはこっそり何食わぬ顔で
キャリーバッグに忍ばせて預けてしまうのが得策かもしれません。

どんどん気になってきたので、スマホで調べて
やっぱり預け入れ荷物にしてしまうのがよかろうと思いました。

そしてかなり遅くなってから眠ったら
なんということでしょう!今までこんなことは一度もなかったのに
目覚ましが鳴らなかった?!

なんとなく嫌な予感がしてぼーっと時計を見ると
5時54分でした!!

私「え?何時に起きるんだっけ?」
J先生「!まずい」

そこから2人とも海兵隊員よろしく飛び起きて
着替えて化粧はあきらめ、
J先生に相談する暇もないので、仏さまを私のキャリーバッグに入れこんで、
洗面所やテーブルまわりに散らばった荷物をバッグに放り込んだら
「車が来ましたよ」とフロントから電話がかかってきて、
J先生が何食わぬ声で Ye-s, we are coming!と返事して
ここまで10分!われわれはすごい!

タクシーに飛び込んで空港へ向かったのでありました。
車の中で仏さまの運び方について先生と相談し、
やっぱり手荷物は危険なので預けてしまおうということになりました。

カウンターで「おんあみでわふりー」とお唱えしながら
荷物とお別れしたのは言うまでもありません。

関空でちゃんと荷物が返ってきて、どれだけほっとしたか!
税関審査の後さっそくベンチでキャリーバッグを開けて、
仏さまを取り出しましたよ(^o^)


奇跡のように私たちをお守りくださる力は、まだ他にもありました。

月曜は淀屋橋のクリニックでのお仕事日なので、
関空からそのまま、家に帰らず仕事に向かったのですが

重たいキャリーバッグと、仏さま。それに疲れているし~
関空から南海電車ラピートで難波へ。そこから御堂筋線で淀屋橋へ。
というのが普通のルートだと思うのですが、

ラピート内で、とつぜんJ先生が思いつかれました。
「天下茶屋で降りよう。そこから堺筋線で北浜に出ればいい」

ありがたや~難波の喧噪を避けることができましたし
堺筋線は御堂筋線に比べたら、ずっと空いています。
しかもクリニックは、淀屋橋より北浜からの方が近いのです。


こうやって、大事に大事に仏さまをお運びして
事故なく1週間ぶりに、滋賀の家に帰ってきました。

ぐるぐるに巻いたカタをはずし、
梱包のプチプチをはずし
お目を塞いでいたティッシュをそぉっとはずしたら

出てきた金色の仏像は、
ずっと阿弥陀仏と思いこんでいたのに、
美しい美しい男前の釈迦牟尼仏でした。
あれあれ?お釈迦さまにご変身あそばした?

リンポチェお加持のお釈迦さま、
これほどの blessing は他にないでしょう。

めずらしいことです。
すばらしいことです。

ダルマセンターが出来るまで、
うちの祭壇でお預かりさせていただきます。


長い話を読んでくださってありがとうございました。

追記: 私たちが台湾を発ってすぐの9月14日、
巨大台風14号ムーランティが台湾南部を直撃し、
死者を含む甚大な被害が出たということです。
台湾で出会った方々のご無事をお祈りするとともに
被害にあわれたみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。


 
 
 
 
 
 
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by prem_ayako | 2016-09-16 20:44 | tibet | Comments(0)

アードラー先生は夢を見なかったそうです。しかしてアードラーの夢とは兎の角、虚空の華、ガンダルヴァの城、空、幻・・・。


by prem_ayako