アードラーの夢

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台湾(4)Amidewa Recitation

法会では毎日、
午前中は Five-fold Path of Mahamudra のご法話があり、
午後からは Amidewa Recitation が2座あり、
夕方の半時間ほどは、Phowa の教えとその実習をする
という流れでプログラムが組まれていました。

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シンガポールと、ここ台湾と、プログラム自体はそう違いはありませんが、
大きく違うのは、場の雰囲気です。

おおざっぱに言ってしまうなら、
混乱雑多のシンガポールと
規律整頓の台湾、といった感じでしょうか~

台湾では休憩時間であっても、ボランティアさんたちが
会場内では「黙想念誦」の札を掲げ
外の廊下やロビーでは「請軽声細語」という札を掲げて立っています。
少々の話し声はありますが、総じて参加者全員とても静かにしています。

かたや、シンガポールの休憩時間の喧噪といったら!(^^;)

シンガポールで休憩時間の人混みがしんどかった私としましては、
台湾の落ち着いた雰囲気の方が、数倍、過ごしやすかったのでした。

中国語って、迫力があるんですよね。
「請軽声細語」の札がなかったら、台湾でも同じようにうるさくなってしまうのか
あるいは札がなくてもシンガポールよりは静かなのか、
私には検証のしようがありません・・・

台湾のサンガの所長さんは華(ふぁ)さんとおっしゃり、
センターで金色の仏さまを包む時、とてもお母さん的に手伝ってくださった方です。
リトリート中のアナウンス
(静かにしてくださいとか、もうすぐリンポチェが来られますなど)
はすべて華さんがしておられましたが、
とっても上品な美しい発音で、華語と英語を話しておられました。
この方の個性も、参加者をまとめる上で大きいのかもしれません。


次に、お経の読み方が違います。
台湾ではチベット語に華語を重ねて読む。
シンガポールは、チベット語・中国語・英語と、同じ経文を3回読む。
ここでJ先生もY先生もかなり驚いておられましたが

私はむしろ、真言「おんあみでわふりー」の唱え方の違いに驚きました。

シンガポールでは、最初しばらくリンポチェがゆっくり真言を唱えられ、
その後大部分の時間は、リードを担うウンゼーが、真言を繰り返します。
これがものすごい高速で、どんどんみんなのテンションを上げていきます。
アッパー系ですね。

台湾では、リンポチェがゆっくり真言を歌うように唱えられる時間が長く、
その後のウンゼーさんも、規則正しい速さで繰り返します。
決して高速にはなりませんでしたし、
リンポチェがリズムを刻まれてることもありました。

同じリンポチェのリトリートなのに、
なんでリンポチェご自身のお唱えの仕方がこんなに変わるのか。
凡夫には分からない謎ですw

でも実は私は、台湾風のお唱えの仕方がとっても気に入ったのです。
リンポチェのゆっくりした節つきの「おんあみでわふりー」が
とても吉祥なるものだということに、
何回目かに気がつきました。

・・・リンポチェのお歌、音程もリズムも、とっても微妙です(^^;)

 おんあーみーでーわぁふりーぃぃ
 おんあーみぃでぇわぁふりー
 おんあみ・でーわぁふりーー・・・
 おんあーみーでーわぁふりーぃぃ

この微妙な節回しをできるだけ真似してですね、
リンポチェの呼吸に合わせて、いっしょに歌ってみたのです。
音が少々変になっても狂っても気にしない!
ただリンポチェと同時に息を吸い、同じだけ息を吐いて歌うのです。

そうしたら! とってもとってもいい感じ!
気がつけば会場にいる人がみんな、リンポチェといっしょに歌っていました!
リンポチェの呼吸、リンポチェの声にみな一心に耳を傾け
衆生の心がひとつになっていたのです。

感動でした(涙)
シンガポールで、リンポチェのお心とひとつになった体験をしたと書きましたが、
今度はリンポチェだけでなく、すべての衆生とひとつになった気がしました。


リンポチェは分かっておられるのでしょう。
人々が満足するまで、何度も何度も真言を歌われ、
よい頃合いになると、
低い声のウンゼーに、リードを渡されました。


素晴らしい体験でしたよ。
毎日2座ずつ、これを繰り返すことが出来たのですから、
どんだけ私が幸せだったか、
ご想像できるでしょう?
 
 
 
 
 
 
 
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by prem_ayako | 2016-09-16 20:42 | tibet | Comments(0)

アードラー先生は夢を見なかったそうです。しかしてアードラーの夢とは兎の角、虚空の華、ガンダルヴァの城、空、幻・・・。


by prem_ayako