アードラーの夢

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アードラー先生は夢を見なかったそうです。しかしてアードラーの夢とは兎の角、虚空の華、ガンダルヴァの城、空、幻・・・。

(5)実践仏教講座

お分かりと思いますが
私、そうとう怒っていました(^^;)

口には出しませんでしたが
義姉に対して
心の中には「悪口(あっく)」が渦巻いておりました。

しかもこれは、
ちょっとやそっとでは消え失せなくて(^^;)
先に書いたように、朝4時ごろまで続きました。

そもそも義姉との関係がこんなに悪いのは
私の不徳のいたすところであります。

瞋恚(怒り)の裏には我執(劣等感)があるので、
きっと、親孝行したいとか
邪魔されずサクサクと話を進めたいとかの
貪欲(仮想的目標)があったと思います。

はい、競合的です。。

しかし、いくら理屈で分かってはいても、
心の中の嵐は、なかなかおさまらず
義姉を裁き続けるのでした。

瞋恚を勢至菩薩さまに食べていただくという瞑想法も知っておりますが、
この時は、しようという気持ちになれませんでした。
なんといいますか、たぶん私は、まだしばらく
怒り続けていたかったのだと思います。

しかし、ひとり毒を吐き続けるのも苦しいことです。

私を救ってくれたのは、
毎日チベット語でお唱えして暗記していた
「四無量心」の教えでした。

虚空と等しき母なる一切衆生が
楽と楽因を得んことを
苦と苦因を離れんことを
苦のなき楽を離れざらんことを
愛憎を離れ平等に住せんことを

(大きなJ先生訳)

仏さまは、なんと正しく人間を理解しておられることでしょう。
キリスト教と違って、「敵を愛せよ」とは言っておられないのです。
ただ

しむ(相手が楽を得ることを願う)
しむ(相手の苦がなくなることを願う)
ぶ(相手の苦のない楽が続くことを願う)
てる(相手を裁く心から離れることを願う)

の4つの心を、この偈に示しておられます。

義姉は、人を疑ったり、感情を使って自分を強く見せることで
身を守り、社会に所属することができると
思い込んでいるのかもしれません。

そんなことをしていたら苦しいに決まっていますが・・・
彼女はまだ仏教に出会っていないし
ついでに言えば、ライフスタイル分析も受けていないので(^^)
この牢獄に囚われたままなのです。

まさに、神なき人の惨めさ・・・。
はじめて私は彼女のことを
憐れだと思いました。

いつか彼女が、世界を信頼することができればいいのに。
そうすればきっと楽になり、このような苦から逃れられるはず。
そうなることを私が喜べますように。

さらに、愛憎を離れとあるように
愛するとか憎むとかの話ではなく、
私が、彼女を裁いていることが問題なのです。
全ての判断から私自身が解放され、彼女と平等の位置に立てますように。

関連して次々と、
今まで学んできた数多くの言葉が思い出されました。
「三十七菩薩行」にも
「入菩薩行論」にも
同じことが繰り返し書かれています・・・

苦しい夜の明ける頃、
はじめてこれらの偈の一言一言が現実と繋がり、
力を持ち始めたのでした。

そしてようやく、気がつきました。
この出来事は、実はとても大切なレッスンだったのだと。



四魔(貪欲・瞋恚・邪見・傲慢)を断ち切る「チュー gcod」の修行を
おひげリンポチェに教わってから、約1ヶ月経ちました。

親族への愛や憎しみに翻弄されているこの状況は、
さぁ実際に解いてごらん?と
仏さまから差し出された
練習問題なのだと分かりました。

難解な問題ではありますが
まさに今を実践すべき時として
出してくださったレッスンなのでしょう。
ありがたく取り組ませていただきます(^^)


この後も、支払いプランなどについて
今度は兄が少しばかり頑なになり
すったもんだ、なかなか大変でした。

兄も義姉も、父の財産を無駄に使わないよう
極力考えてくれているのだと思います。

長男・長女さん方は
直感で動く脳天気な末子には、思いの及ばないところで、
なにかと苦労してくれているのでしょうね(^_^;)

そして、あの日から1週間たった1月16日、
相談員さんとケアマネージャーさんと看護師さんの3人が
父との面談のため、家に来てくださいました。
母も、少し安心したようです。
そして父の入所は、最初の電話で言っていただいた言葉どおり、
1月20日に決まりました。


今日(18日)になって
もうひとつ、鳥肌のたつようなことに気がつきました。

ポンクラを閉めることは、昨年11月に思い立ちました。
まさか父が年明け早々こんなふうになるとは、
そのときは全く予想していませんでしたが、
年内に終えることを決めたのです。

父の入所する1月20日は、第3火曜日なので
もしもポンクラをもう1ヶ月続けていたならば、例会と重なっていたはずです。
会場を借り、ご案内も出すので
例会をキャンセルするのは難しかったでしょう。
そうすると前後の関係から、あと1週間、父の入所は遅れたでしょう。
この状況での1週間は、母にしたら、とてもハードだったでしょう。

なぜ年内にポンクラをやめようと決心したのか。
答はここにあったようです。

流れは・・・人間に見えていないだけで
すでに決まっているのですね。
たぶん因果の理によって。

そして人間がただ信じていれば
委ねていれば・・・
仏さまはいちばん佳いようにしてくださるようです。


長い話になりました。
読んでくださって、ありがとうございました。
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Commented by 酒井朋子 at 2015-01-19 20:32 x
(1)~(5)まで、感動して読ませていただきました。大きなタスクに向き合っても、誠実に生きようとしておられる文子さんは、ほんとうにステキです。
さすが、マナカードで「ALOHA」が出た方だけあるなあ、と思います。お話を聞かせてくださり、ありがとうございました。
Commented by prem_ayako at 2015-01-22 19:46
朋子さん、あたたかいお言葉をありがとうございますm(_ _)m 
20日の入所から2泊、父はまだ新しい環境に馴染めないみたいだし、母も相変わらずあれこれ心配して、血圧も高いままです・・・。私たちにできるベストのことはしましたし、これからもしていくつもりので、あとは、両親に徐々に慣れていってもらうしかないですね~。一山越えましたが、タスクはまだまだ続きます(^_^;) まだ相談にのってくださいね~~
by prem_ayako | 2015-01-18 15:36 | family | Comments(2)

アードラー先生は夢を見なかったそうです。しかしてアードラーの夢とは兎の角、虚空の華、ガンダルヴァの城、空、幻・・・。


by prem_ayako