アードラーの夢

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アードラー先生は夢を見なかったそうです。しかしてアードラーの夢とは兎の角、虚空の華、ガンダルヴァの城、空、幻・・・。

高野山あれこれ

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4月13日、日曜日、
難波から南海高野線に乗って
高野山へ行きました。
2年半ぶりの高野山!

前のとき私は
法王の灌頂を受けることに舞い上がってしまって
なんだかすご~く神秘的な体験を期待しておりました。

実際は、800名もの参加者がひしめきあっていて
オペラグラスを持ってきたらよかったというほど法王のお姿は遠かった。。。
おそばに近づくなんて、とてもじゃないけど無理だったんです。

しかも通訳の方の仏教用語はまったく理解できず
初めて受ける灌頂はわけわからず
ありがたい出来事だったはずなんですけど
なんだか消化不良だったのでした。

それはそれで、そのあとチベット仏教を勉強する動機になったので
私にとっては、とても良かったのですが。

しかし、そうやって前の灌頂の苦行に耐えた功徳でしょうか、
前回の参加者にはみな、一般より早くに、
今回の灌頂のお知らせがありました。
すぐに申し込みをしましたら、
「い列30番」というチケットが届きました。

えーっと「い」って、「いろは」の「い」なのか?
「あいうえお」の「い」なのか?
前は、JかKか、アルファベットだった気がするけど・・・
ひょっとしたらかなり前の方なのかしらん?

そしたら、なんとこれは
「いろは」の「い」列だったのです!
いちばん前はスタッフ席で
実質最前列w~

こんなによい席で法王のご法話をお聞きできるなんて~~
私、今生でも過去生でも
こんな功徳を積んできたおぼえはありません~~

法王にお会いしたいと願い続けたまま
一生会えず亡くなっていくチベットの方々のことを考えると
とても申し訳ないです・・・
もったいなや、もったいなや。


おとなりに座られたのは
私と同じぐらいの年齢の、上品な女の方でした。
チベットハウスに関わっておられるらしく、
前回の高野山での灌頂の後、
法王にお会いするためにワシントンに行かれたり
ブッダガヤや
ダラムサラにも行かれたそうです。

とってもお洒落で
灌頂の日は、チュパというチベットの民族衣装を着ておられました。
日本の女の子が派手な色のチュパを着るのはよく見ますが
(・・・ってふつう見ないですよね)
この方のは、グレイの薄手のウール仕立てで
真っ白のオンジュ(ブラウス)と合わせて、とってもステキでした。
(すみません、私かなりマニアな話をしています)
こんなチュパなら着てみたいな~と
物欲がでました(笑)


さて午後1時、法王猊下のご入場です。

また少しお背中が丸くなられたような・・・(T_T)

舞台の上はまぶしく照明されていて
10人ほどのチベット僧の方々がついておられます。
2年半前よりもお年を召した高僧が多いように感じたのは
ただ、前はよく見えていなかっただけでしょうか。

まばゆく美しい仏像やタンカ。
1週間前から作り上げられた胎蔵界の砂マンダラ。
そして舞台の袖には鋭い目つきのSPさんたち・・・。

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この日行われたのは前行法話というものでした。
法王はまず丁寧に帰依と菩提心生起のお話をされ
それからツォンカパ大師の
ラムリムルドン「菩提道次第集義」をお教えくださいました。
このときの様子はすべてYouTubeにあげられているようですので、
ご興味がおありの方はどうぞご覧ください。

30分ほどお話をされてから、法王は
3時半終了の予定だけれど4時まで延長してもいいですか?
と聴衆にお尋ねになりました。
みんなが拍手で応えますと、「では4時までにしましょう。
ただひょっとしたら、4時を少し過ぎるかもしれません。
私もトイレにも行かなくてはなりませんからね。」
と笑いまでとっておられたのですが

結局は、4時35分まで延長されたんですよ(爆)
トイレ休憩なしで4時間近くぶっ続け。。。
そんなんだったら、最初から4時までなんて言わなければいいのにね。
これがきっとチベット時間なんですね。


翌日は灌頂の本会。
朝9時からということなので8時半ごろに行くと
すでに法王たちは砂マンダラの前でお唱えをしておられました。
それは延々と延々と続き、
私はチベット語の心地よい響きに
すっかり眠ってしまったのでした(←あかんやろ)

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お席につかれてお話が始まったのは
すでに10時半になっていたのではないでしょうか。
法王、あわてずさわがず
昨日できなかったから、と
そこからまた、8つのロジョンのご法話をされました。

12時前に昼食休憩になって
午後の灌頂は1時から、と言われて休憩していたら、
今度は少し早めて15分前から始めます、というアナウンス。

チベット時間は
ちっとも読めません~(^^;)


胎蔵界灌頂(行タントラ)は、
2年半前にいただいた金剛界灌頂(瑜伽タントラ)に比べると簡略で
あっさりと2時間ほどで終わりました。

在家の私たちはみな、
何劫か先に阿弥陀仏の極楽浄土で
ダルマヴァジュラという名の菩薩になる!
というありがた~い授記をいただきました。
訳すと「法金剛」でしょうか。
いいお名前です(*^_^*)


翌火曜日、高野山での最終日は
高野山大学の若い方たち向けの講演会で
法王は英語でお話になり、
質疑応答の時間もありました。

このときの様子も、すべてYouTubeで公開されています。
質疑応答の最後のあたり、とてもステキだったので
これもよかったらご覧くださいませ。

ある男性の質問に対して法王が
あきらめないで何度でもできることをしなさい
とお答えになり、

この男性は
黙って手を合わせて感謝されました。

人がほんとうに勇気づけられたとき、言葉はいらない。
百の言葉より
心から合わせた掌は美しい、と思いました。


近頃は、もうほとんどのものがインターネットで公開されますから
ご法話だって聴けるし、灌頂の儀式だって一通り見ることができます。
わざわざ高いお金を払って高野山まで行く必要ないんじゃない?
と思われるかもしれませんけど

やっぱり、いろんな出会いや
ちょっとした心の動き、感動は
その場にいなければ体験できないものだなと思います。
人生は画面の中にはありませんものね。
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Commented by 酒井朋子 at 2014-04-24 12:10 x
文子さん、シェアありがとうございました!!私まで、ありがたい気持ちになりました。
by prem_ayako | 2014-04-23 23:37 | tibet | Comments(1)

アードラー先生は夢を見なかったそうです。しかしてアードラーの夢とは兎の角、虚空の華、ガンダルヴァの城、空、幻・・・。


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