アードラーの夢

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アードラー先生は夢を見なかったそうです。しかしてアードラーの夢とは兎の角、虚空の華、ガンダルヴァの城、空、幻・・・。

Sangha

水曜の夕方から始まったプログラムの会場は
Marina Bay Sands という所の大会議室でした。

前の記事に、変なビルの写った観光写真を載せたでしょう?
あれが Marina Bay Sands のタワーズです。
タワーのてっぺんを船の形の空中庭園がつないでいて
最上階のプールからの絶景は有名みたいです。
(上がらなかったけど ^^;)

私たちの通った会場は、写真のタワーの手前、
白いドームの、たぶん真ん中のドームの中でした。
ここにはコンベンションセンターやシアターや、
巨大なフードコート、ブランドショップが入っています。
地下2階には水路があって、ボートが行き交っています。

なんといいますか、無駄にスケールがでかいような。。。
まあでも、平日でも人でいっぱいだったから
商業的には成り立っているのですね。
さすがシンガポール。

大会議室は、ざっと数えたところ、椅子が900席もしつらえてありました。
水曜の灌頂では、それがほぼ満席になっていましたから、ス・ゴ・イ!

ふだん講演会の会場取りに走り回っている身なので
こんなに広い会場の借り賃はいくらだろう?
とすぐに考えてしまうのですが、
おそらく、現地の信者さんのつてとかお布施とか、
いわゆる施主さんたちのお力添えが大きいのでしょう。
実際どなたかのお布施で、リンポチェはここのホテルに滞在されていました。

b0253075_22434784.jpgリンポチェは最上階に上がられたようです(^^)
写真は、センターのHPから・・・

日本にリンポチェが来られる際には、
集まるのは、せいぜい50~60人、
お付きのラマも、2人だけですが・・・

b0253075_2247833.jpg

それがこちらでは、
リンポチェのご入場となると
生でぷおぉ~~とチベットホルンが鳴り渡り、
ぐぁんぐぁんと銅鑼が鳴り響き、
遠くから黄色の傘がくるくる回って近づいてきて
先導のラマが道を払い、
お付きのラマがお手を添え、
左手に杖とマニ車、右手をふりふり、
にこにこと歩いておいでになるのです。

全然ちがう!!
リンポチェ、こんなにご身分の高いお方だったんだ!
(日本ではひっついてお写真撮らせていただいたりして、失礼しました!)

待ち受ける信者の方は、靴を脱ぎ、手を合わせ、
せめてリンポチェとお目を合わせたいと
身を乗り出してお迎えし、
後続のラマたちの行列が通り過ぎて
壇上のお座にリンポチェがお座りになられるやいなや、
いっせいに五体投地を始めるのです。

うぉぉ、人々の熱気が違う!


シンガポールで集まる人々は、「信者」さんたちです。
そしてそのほとんどが、ふつうのおじさんおばさんです。

一方、日本でリンポチェのご法話に集まる人々は
チベット仏教に何を求めているのでしょう?
もちろんある割合で、熱心な信者さんもおられるでしょうが、
なんだか特殊な魔法じみた知識を求めて来られる
ちょっとオタクっぽい、お花畑の方々が、ある割合はいらっしゃる・・・

良い悪いを言うのではありませんが
「信」ではなく、どうも「頭」の理解に留まっている感があります。

仏教は三宝への帰依から始まるのですから
やはり知識としてだけでは、成り行きませんよね。
こうして熱烈な信仰をもつ方々と共に過ごす体験をしてしまうと、
日本でお受け入れをする体制は
どうにも少し無理があるように思うのでした。

かといって、一体どうしていったらいいのかしらね・・・?

サンガ(僧団)がないことが一番の問題なのでしょうが
在家として、私に何ができるのでしょう。
高級ホテルの滞在費を、
ぼーんとお布施できるほどのお金持ちでもないもんで・・・


ともあれ、お金持ちの施主もおらず
ディクン・カギュのサンガもないのに、
よくまあ求めに応じて
日本という辺境の地にまでおいでくださったことです!
おかげでお出会いできたのですから・・・!

ありがたや。
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by prem_ayako | 2013-09-08 22:58 | tibet | Comments(0)

アードラー先生は夢を見なかったそうです。しかしてアードラーの夢とは兎の角、虚空の華、ガンダルヴァの城、空、幻・・・。


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