アードラーの夢

ayakoadler.exblog.jp
ブログトップ

紙一重だったのかも

おかげさまで
名前を呼ばれて無事に目が醒めました。

喉の奥の膿の袋を取ったので
少しひりひりしますが、
どこも切開していないので、たいしたことはありません。

「痛いですか?」
「少し」
「まぁ大きな口内炎みたいなものと考えてください」

・・・
ここからはもう、特にお話するような冒険譚はありません(^_^)
傷口がまた化膿しないように
1日に4本、ばんばん抗生剤を点滴して
痛み止めと咳止めの薬を飲んで
お粥食のあとは、うがいをして喉の清潔を保つ。
3日間その繰り返しです。

緊急入院なので、私が入ったのは6人部屋の真ん中の
カーテンで仕切られた小さな空間。

ディープ大阪のまっただ中にある警察病院の大部屋で
見聞きしたおばちゃんたちの言動は、なかなかディープでありましたが
まぁなんといっても3日ほどのことです。
わざわざ部屋を変わることもないので、そのまま暮らしました。

ほんとうに幸いなことに、
外来の待ち時間のためにと思って
Kindle を入れたタブレットを持って行っていたので
ベッドの上で、おもうぞんぶん
チベットのラマさまの英語の仏教本を読み進めることができました。

暇だから瞑想もしようかと思ったのですが
ちょっと落ち着けなくて、それはできませんでした。
それでも、心の中で真言はだいぶ唱えました。


ただ、残念至極だったのは、
ケースセミナーに行けなかったことです!← まだ言っている

アドラーの勉強会をドタキャンするのは
ここ10年以上の間で初めてのことです。
何があってもなんとしても、行くと決めたものには行けていたのに

しかも今回は初めての会場、
仕事の上でも、私が行かなきゃだめ、ぐらいに思っていたのですが
これも、なんとかなるものですね。

「J先生、2日とも、参加者の方みなさん来られましたか?」
「わかんない」
「出席とったりなさいましたか?」
「いいえ」
「じゃ来られなかった方がおられたかも?」
「かもね」
・・・まーいいか(^^;)

私が行かなくて全然大丈夫っていうことが
これではっきり分かりましたぁ。。。


退院の月曜日はなんだか汗ばむような陽気で、
金曜の朝、すぐに帰れると思って歩いた同じ道を
少し増えた荷物を持って辿りました。

帰宅して祭壇のガー・リンポチェにご挨拶すると
「よく帰ったね」と言っていただいたような気がしました。
金曜の朝にお供えしたお水が、蒸発してずいぶん少なくなっていました。


いったい何が起こったんだろう?

渦中にいる人間には
起こったことの全体像が、あまりよく見えないのです。

金曜日の昼間、どうしても家に帰ることができませんでした。
あれは、何かに激しく遮られていた感じで
何度も試みたのだけれど、
結局一歩も病院の外に出ることができませんでした。

検査の待ち時間が「あと35分」なんて書いてあると
この間にささっと帰ってきてしまおうかとか考えたのですけど、
ものの5分もすると名前を呼ばれてしまって
帰る機会を逸してばかりなのでした。

また私の気になることは
J先生や、外来の看護師さんや、病棟の看護師さんが
何かと助けて解決してくださったのでした。

常識的に考えたら、
あそこで外に出なかったことで、私は守られたのでしょう。

何か事故にあっていたのかもしれないし
お医者さん方がおっしゃるように、
腫れがひどくなって呼吸できなくなったのかもしれない。

麻酔にかかる前、ほんの一瞬だけ
ごくごく平静に、
このまま目が醒めないかもしれないな、と思いました。
死を意識したのはほんの一瞬でしたけど、
実はいつだって、同じことが起こっているのかもしれません。

生と死は思っているよりもずっと
隣り合わせなのかもしれません。


ひょっとしたら
「あやこさん、魚の骨がひっかかって亡くなったんだって」
「まあ、急なことね~」
なんてことになっていたのかもしれなくて、
めちゃくちゃ格好悪いんですけど(笑)
こういうのもまた
あっさりしてていいかもしれませんね。


学んだこと。
一度家を出たら今度はいつ帰ってこれるかわからない。
そうなったら、誰に家に入ってもらうことになるかわからないから
家はいつもきちんと片付けておきましょう(^_-)

いえいえ、ちがいます。
一度家を出たら、いつ帰ってこれるかわからない。
この瞬間が最後かもしれないと
いつも aware でおりましょう。
[PR]
Commented by iku at 2013-05-15 16:12 x
ひえええ、、、、 土曜日、来ていないアと思ったら、たいへんな体験をしていらしたのね!  お大事にね。 でも、あやちゃん、肝が太くなったねえ、、「ええい、ままよ。」なんて。
Commented by prem_ayako at 2013-05-15 21:55
ikuちゃん、ありがとう。 あの場にいたら、誰でも任せるしかなかったと思います。だってどうしようもないんだから・・・
ただ、どんどん不安になって怖がるか、「ままよ!」と預けるか、どちらでも自分で選べるんだなってことは分かっていました。これは、アドラー心理学を学んできた功徳ですネ!
Commented by 酒井朋子 at 2013-05-16 11:05 x
たいへんなことになっていたんですね。じゃ、私が土曜の朝に送ったメールは病院でごらんになったんですね。そんな大変なときに返信してくださったっていたなんて、申し訳ないです。でも、大事に至らなくて、よかたです。
Commented by prem_ayako at 2013-05-16 17:14
いえいえ、朋子さん、それよりも午後にお見舞いのメールをいただいたのに、返信しなくてごめんなさいm(_ _)m 入院してるなんて書いたらかえって心配させてしまうし・・・全部済んでからあらためてご報告しようって思ったんです。お許しを。。。
なんせものが「魚の骨」なんで、最初は恥ずかしかったんですけど、だんだん、「こんな体験、なかなかないぞっ」とおもしろくなってきました。大事に至らなかったから言えることですけどね(^_^)
Commented by Naoko at 2013-05-18 07:50 x
ayako さん、先週末は大変だったのですね。その最中にメールも頂き、ただただ恐れいりました。
人間の体からしたら、ホントに小さい細い小骨でも大層なことになるのだと驚きました。

登場する医者さまたちの描写がイメージをふくらませ、驚きながらも楽しく読ませて頂きました。
Commented by prem_ayako at 2013-05-19 22:56
Naokoさん、楽しんでいただけてうれしいです!
関西人としましては、
1)恥ずかしいから内緒にしておく か
2)いっそ笑い話にしてしまう か 
どちらかしか選択肢はないので、
2)を選んだ限りは楽しんでいただかないとねって思うわけであります(^_^)
by prem_ayako | 2013-05-14 23:48 | others | Comments(6)

アードラー先生は夢を見なかったそうです。しかしてアードラーの夢とは兎の角、虚空の華、ガンダルヴァの城、空、幻・・・。


by prem_ayako