アードラーの夢

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アードラー先生は夢を見なかったそうです。しかしてアードラーの夢とは兎の角、虚空の華、ガンダルヴァの城、空、幻・・・。

緊急入院

私としては、今すぐは困るので、
いったん家に帰らせてほしいとお願いしました。

だって明日明後日の参加者名簿は私のパソコンに入っているので、
これをなんとかしてJ先生にお渡ししなくてはなりません。
さいわい参加費の振り込みは全員済んでいるので
会計上の処理はありませんが。

瞑想会の会場は何度も使っている所なので勝手がわかっていますが
ケースセミナーの会場は、初めて使うところです。
説明書や領収書などは、私がすべてファイルして持っており、
自分で明日持って行くつもりでいたのです。

それに、ともかくコンタクトレンズをはずさないといけないし、
お化粧を落としたいし、化粧水も必要だし
3、4日も入院となると、いろいろと・・・

「タクシーに乗れば、5分で帰れるんです!」と私は粘りました。


でもお医者さんも看護師さんも、
それは難しいとおっしゃるのでした。
「あきらめなさい」とJ先生。


・・・しかたありません。
J先生に鍵をお渡しして
私のパソコンから明日明後日の名簿を取り出していただくことになりました。
会場関連の書類の在り場所もお伝えしました。

ついでに
と言ってはたいへん申し訳ないのですが、
洗面台に置いているコンタクトレンズケースとメガネとを持って、
夕方にもう一度来ていただくようにお願いしました。m(_ _)m

「きみは高いタラを食べたなあ。ではまたね」
と去っていかれたJ先生。
(>_<)


こうして、30秒で済むつもりだった耳鼻科受診が
そのまま緊急手術、
翌週まで帰れないことになってしまったのでした。

手術前の血液検査、心電図、肺活量、レントゲン検査。
朝から何も食べていないので、
お腹もぺこぺこ、よろよろです。


ところで、山ほどの同意書にサインをしたあと
私の既往歴や家族布置などの聞き取りをしてくださった看護師さんは、
これまたベテランアドレリアンの保健師のRさんに似た感じの方で
「私どもでお手伝いできることは何かありますか?」
と言ってくださいました。

コンタクトレンズのことやお化粧を落とすことなどを言ってみると、
にっこりと「こう見えても私、アロマのインストラクターなの!」
どん!とテーブルの上に白い粉の袋を置いて
「これ、石けんの素。これを手に少しとって泡立てたらいいからね」
と、小さな袋に分けてくださいました。

続けて、ほい!と出されたボトルには
「ブルガリアン・ローズ・ウォーター」と書いてありました。
(なんで職場にこんなの持ってはるねん?)
「これは化粧水ね。当座はこれでしのげるでしょう」と
「外用薬(のんでは、いけません)」のボトルにドボドボと入れてくださいました。

「タオルはあげるから買わなくていいわよ。
あとコンタクトを入れるのは・・・とりあえず・・・」と
プラスチックのシャーレ2つに生理食塩水のボトルを2つ、
揃えてくださいました。

他に、紙コップ、割り箸、ストロー、プラスチックのフォークとスプーンを
全て2つずつビニール袋に入れて、
さ、病棟に行きましょう!と先に立って行かれました。
あ~ありがたいですっ(^o^)


病棟で顔を洗って
コンタクトをはずしてシャーレに入れていると
すぐに手術室に下りるようにと連絡が来ました。

手術の後で必要になる細々したものは、
病棟の担当看護師さんが、
売店で買っておいてくださることになりました。
助かりますっ(^o^)


なんとかなるものですね。。。


考えたら今までに、大きな手術を婦人科で2度経験しましたが
その頃は元夫と家族だった時期でしたし、
母がまだまだ元気で、ずいぶん助けてもらったのでした。
ほんとうに頼り切っていたなあ・・・と思います。

今はもう、大阪まで来てもらうこと自体が難しい状態です。
(今回のことも、心配させてはいけないので
結局言わないで済ませることにしました)
両親も年をとったし、そのぶん自分も年をとったんだと
感慨深いのでありました。
(これからは私がしてあげる番ですね)


そうして手術室に入ったのが3時半ごろ。

麻酔科の先生は、眉毛がぼさぼさの、熊みたいな年配の先生でした。
「よっぽどあわてて食べはったんですか?」
「僕は一度、ウナギの骨が刺さりましてね、取れましたけどね。
ウナギの骨でも刺さるんや思いましたね~」
と笑わせてくださり、

明るい手術台に横になって
右腕に血圧計
左腕に点滴
数人の先生と看護師さんに見守られながら
麻酔を入れられました。

ああ、今まで経験した手術は、どれもよく知った先生方に執刀してもらい
お任せすることになんの抵抗もなかったのですが、
今回は、初めてお会いした先生方ばかり。
生まれて初めて来た病院でそのまま緊急手術・全身麻酔だなんて
これってちょっとパニクってもいいような事態かも?

というような考えが、ちらりと頭をかすめたのですけれど

ええい、ままよ!
お任せするっきゃないわ!

と、深く息を吸い込んで眠りに落ちたのでありました。
(まだつづく)
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by prem_ayako | 2013-05-14 23:00 | others | Comments(0)

アードラー先生は夢を見なかったそうです。しかしてアードラーの夢とは兎の角、虚空の華、ガンダルヴァの城、空、幻・・・。


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