アードラーの夢

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アードラー先生は夢を見なかったそうです。しかしてアードラーの夢とは兎の角、虚空の華、ガンダルヴァの城、空、幻・・・。

思い出の箱

久しぶりに息子が来たので
こうすけが眠ってから、いろいろ話をしました。

元夫(息子の父親)は今年の夏に引っ越しするそうです。
以前私たちがいっしょに暮らしていたマンションは
けっこう広いメゾネットなので、
娘が嫁ぎ
息子が一人暮らしになった今、
元夫にしたら無駄に広すぎるということかもしれません。
売却して、もう少し小さなマンションに移ることにしたようです。

その件に関して、私は何も言う立場になく
子どもたちと元夫とが話してそう決まったのですから、
それでよいとは思っています。


でも・・・ふつう実家に帰れば、
子どもの部屋はそのままおいてあって
小さい頃のものがあれこれ残っているものだと
私はなんとなく思ってきました。

古い日本の家屋だったら、それがふつうに可能なことだったのでしょうね。
今の時代の都会での住環境、さらに
離婚を経て家族が別々に暮らす生活ですから
しかたがないのですが・・・

子どもたちに実家がなくなってしまうのは、
なんとなく申し訳ない気持ちがするのでした。


私は子どもたちが小さな頃の写真や作品を整理して
ひとつの段ボール箱に詰めて出てきました。
その箱のことを息子に言うと

それは僕が持っていたいものじゃない。

と言います。

僕が小さい頃のものは、僕はいらない。
その箱は、お母さんやお父さんが持っていて
お母さんやお父さんが見て、思い出すものやろう。
そういう意味のものやろう。

と言いました。
!!
そうでした。
子どもの思い出を大事にとっておきたいのは、親の側でした。

息子の小さい頃の思い出を詰めた段ボール箱を
私は宝もののように思っていて
それを持って出ることはできなかったけれど
それが、あの家のあの部屋にあると知っていることで
心が落ち着いていたのでした。

その家が人手に渡るとなると、
あの段ボール箱に象徴される子どもたちとの思い出が
なんだか壊れてしまうような気がして
私は動揺したのでした。

執着ですね~!

すべてのものは移りゆく。
思い出の箱にも思い出そのものにも実体はない。
あるのはそれにとらわれている私の意識だけです。

化石に執着するのはやめましょう。
それを教えてくれた息子に感謝です。
彼は過去の感傷に浸る暇はなく、
今現在をせいいっぱいに生きています。

今の息子を愛そう。
今の娘を愛そう。
今のこうすけを愛そう。
私にできることをせいいっぱいして。
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by prem_ayako | 2013-01-02 22:05 | family | Comments(0)

アードラー先生は夢を見なかったそうです。しかしてアードラーの夢とは兎の角、虚空の華、ガンダルヴァの城、空、幻・・・。


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